イベント・セミナーの集客告知サイト徹底比較9選!無料から有料までメリットまとめ
お金をかけずにイベントやセミナーで参加者をたくさん集めるにはどうすればよいでしょうか?そんな悩みを持っている主催者の声をよく聞きます。
イベント集客プラットフォームを12年以上運営していると、集客することはイベント成功するために必要なプライオリティーの高い要素であることを身にしみて感じています。
既に顧客(ユーザー)を抱えている企業や団体の方であれば、そのリストを活用して集客することは容易かもしれません。こういったリピーターに対してアプローチするだけであれば、それほど悩まなくてもよいでしょう。
しかしイベント担当者やセミナー主催者のほとんどの方は、多くの人に知ってもらい、新しい顧客を開拓するためにイベントを開催していると思います。
そこで、本当に集客できるサイトの特徴をまとめましたので、あなたのイベントに最適なプラットフォームを見つけ、効果的に集客するための参考にしてみてください。
※比較表の内容はHPに公開されている情報をもとにまとめております。最新の情報につきましては各サービスのHPをご確認ください。情報が間違っている場合は、こちらよりご連絡いただければ、訂正させていただきます。
(最終確認日:2022年11月1日)
イベント集客無料プラットフォーム
こくちーずプロ | Peatix | EventRegist | everevo | |
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初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
決済方法 |
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決済手数料 |
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イベント一覧の掲載 | ○(審査なし) | △(審査あり) | × | ○ |
複数開催日の登録 | ○ | × | × | × |
外部サイト受付 | 可 | 有料で可 | 不可 | 不可 |
非公開イベント | ○ | ○ | ○ | ○ |
キャンセル待ち | ○(無料・PayPal決済時のみ) | × | ○(有料・抽選申し込みの場合のみ) | ○ |
メール配信 | ○ | ○ | ○ | ○ |
有料会員プラン | ○(プレミアム会員 12,000円/年) |
× | ○(プレミアム機能 20万円〜/年) |
× |
集客支援・広告プラン | ○ | ○ | × | × |
こくちーずプロ
イベント主催者6万人以上、チケット販売320万枚以上と多くの人に使われているイベント告知サービスです。初期費用や月額費用は掛からず、有料イベントを販売したときのみに手数料が掛かります。雰囲気の柔らかさからか主婦向けや子供向けのイベントなどさまざまなジャンルのイベントが多く登録されています。
オンライン・オフライン・ハイブリッドのいずれのイベントにも対応し、複数日開催のイベントや非公開イベント、参加者のキャンセル待ち(繰り上げ)など主催者がほしい細かい機能も無料でサポートされています。またSEOに強くイベントを見つけられやすいのも大きな特長です。
2022年10月より「こくちーず決済」という機能が導入されました。従来はPaypal決済のみ利用可能でしたが、コンビニ・ATM決済もできるようになりました。
こくちーずプロのおすすめポイント
- 初期費用・月額費用が無料
- こくちーず決済の手数料が業界最安水準
- 非公開イベントの開催・キャンセル待ちなどの機能が便利
- SEOに強く、検索エンジン経由でもイベントを知られやすい
- 自前の申込みフォーム(外部サイト)での受付も可能
Peatix(ピーティックス)
国内最大級の会員数840万人を有するPeatixは、2011年にサービスを開始したイベント管理・グループ運営サービスです。
初期費用・月額費用は無料で、イベントの作成や公開が簡単に行えます。参加費が無料のイベントであれば、完全に無料で利用することができます。オンライン・オフライン・ハイブリッドのあらゆるイベントに対応しています。
参加者が利用できるアプリに加え、主催者向けのアプリもあり、大規模なイベントの運営をスムーズに行うために必要な機能が揃っています。またメールだけでなく、フリーダイヤルの電話サポートを行っているのも大きな特徴です。
Peatixのおすすめポイント
- 会員数が多く、有料での告知がしやすい
- 初期費用・月額費用が無料
- 無料イベントの開催に費用が掛からない
- 管理者向けのスマホアプリがある
- 電話サポートがあり初心者にも優しい
EventRegist
EventRegistはイベントの告知・決済・参加者の管理などのイベント運営が出来るサービスです。無料イベントであれば、基本的な機能を無料で使うことができます。
「一連のイベント運営・リード獲得に関する効率が飛躍的に向上する、イベント マーケティング プラットフォーム」と書かれているように、企業での継続的な利用や大きなカンファレンス・展示会・学会などに向いた機能が有料プランで利用できます。
繰り返しセミナーを行う企業でのセミナーや大規模なイベントなどは有料の機能でサポートされています。一番安い有料プランの「EventRegist Basic+(プラス)」が100,000円/1イベント~と設定されていることから、主に企業での利用を想定されたサービスです。
EventRegistのおすすめポイント
- 無料イベントなら、初期費用や月額費用などはなく手軽にイベントを作成できる
- 有料のプランではサポートが手厚い
- イベント内での受付以外のチェックポイントが設定可能(有料)
- 複数のセッションが同時並行で開催されるタイムテーブルが必要なイベントにも対応(有料)
- 管理画面が見やすく扱いやすい
everevo
everevoはイベント・セミナー・ライブ・講演会などの集客・チケット販売が簡単にできる管理サイトです。FacebookやTwitterのIDがあれば、すぐにイベント運営をはじめることができるのもポイントです。イベント作成画面や管理画面もかなりシンプルです。
無料イベントは利用料すべて無料、有料イベントは5%+支払手数料となっていますが、支払方法がクレジットカードかコンビニ・銀行払いかによって変わります。特にコンビニ・銀行払いを選択する場合には、チケットの販売総額によっても手数料が変動するため注意が必要です。
簡単に使えるようになっている代わりに、機能が絞り込まれていますので、複雑なイベントや大規模イベントの場合、必要な機能が使えるかどうかを確認しておく必要があるでしょう。
everevoのおすすめポイント
- イベントの作成・運営がかんたん
- Facebook・TwitterのIDでログインできる
- 無料イベントならすべて無料で利用できる
イベント集客有料プラットフォーム
こくちーずプロ | イーベ! | eventos | eventhub | |
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初期費用 | 無料 | 55,000円 | 300,000円 | 要問い合わせ |
月額費用 | 無料 | 5,000円〜 | 100,000円~ | 要問い合わせ |
決済方法 |
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決済手数料 |
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要問い合わせ |
イベント一覧の掲載 | ○(審査なし) | × | × | × |
複数開催日の登録 | ○ | ○ | ○ | - |
外部サイト受付 | 可 | 可 | - | - |
非公開イベント | ○ | ○ | ○ | - |
キャンセル待ち | ○(無料・PayPal決済時のみ) | ○ | × | - |
メール配信 | ○ | ○ | ○ | ○ |
集客支援・広告プラン | ○ | × | × | × |
イーベ!
イーベ!は初期費用・月額費用が必要なイベント運営サービスですので、定期的にイベントを開催・運営する企業や団体向けのサービスと言えます。イベントを運営するための、販売・決済・参加者管理・メール配信などの機能はすべて備えています。
導入前にはZoomでの無料相談や、契約から利用開始までのサポートを専門のスタッフが行う(有料)などもあり、有料サービスならではのサポートが期待できます。
また独自ドメインでの利用やシステム自体をオリジナルの仕様にするなどのオプションもあり、既存のシステムだけで足りない機能がある場合には、大きな選択肢となるでしょう。
イーベ!のおすすめポイント
- 専門スタッフによるサポートが充実
- 受付での非接触QRコード受付が可能
- 導入までのZoom無料相談
- 独自ドメインで利用可能
eventos
eventosはHTMLやCSSが編集できたり、完全にフリーなHTMLページを作成できるなど、オリジナルのイベントサイトを構築できるのが大きな特長です。
多言語設定が可能なので国際的なイベントにも使うことができます。展示会では受付管理だけでなく、商談予約などイベントの特性に合わせたさまざまな機能が搭載されており、数多くの大規模イベント・展示会で採用されています。
有料オプションですが独自ドメインで利用することもでき、ノーコードで自社オリジナルのイベントプラットフォームを利用することが可能なサービスです。
eventosのおすすめポイント
- オリジナルデザインのイベントサイトの構築ができる
- 多言語設定が可能で国際イベントにも
- アプリ開発に長けた会社で、管理画面がわかりやすい
- SalesforceやOpenIDをはじめとした外部サービスとの連携が充実
- 動画を使ったオウンドメディアなどの作成・運用ができる
EventHub
Eventhubはイベント開催数1000を突破(2022年7月現在)し、少人数のオンラインセミナーから大規模な展示会・カンファレンス・国際会議などを開催できる総合イベントプラットフォームで、民間企業・官公庁・社団法人・財団法人など多岐にわたって利用されています。
他のサービスと大きく異なるのは、主催者・参加者のマッチング機能が充実していることです。参加者同士で似ている志向を持つ人を自動でレコメンドする機能以外にも、主催者が参加者間の仲介をできるような機能も取り入れられています。
利用料金などはサイトは記載されていないため、「費用のお見積もり」フォームから問い合わせることで見積もり依頼ができます。
Eventhubのおすすめポイント
- 参加者間のマッチング機能の充実している
- 導入・運営などのセミナーが多く開催されている
IT特化型イベント集客プラットフォーム
こくちーずプロ | Doorkeeper | connpass | |
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初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 1,650円~(初回無料) | 無料 |
決済方法 |
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決済手数料 |
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イベント一覧の掲載 | ○(審査なし) | ○ | ○ |
複数開催日の登録 | ○ | × | × |
外部サイト受付 | 可 | × | ○ |
非公開イベント | ○ | ○ | × |
キャンセル待ち | ○(無料・PayPal決済時のみ) | ○ | ○ |
メール配信 | ○ | ○ | ○ |
有料会員プラン | ○(プレミアム会員 12,000円/年) |
× | × |
集客支援・広告プラン | ○ | × | × |
Doorkeeper
DoorkeeperはWeb系・プログラミング系を中心としたIT業界によるコミュニティで多く使われているツールですが、特に継続的なイベント開催やコミュニティの作成に力を入れているサービスです。初期費用は無料ですが、2回目以降のイベントを告知する場合には月額料金が発生します。
イベントの開催に必要な基本的な機能はほぼ網羅されておりますが、特にユニークなのはパトロン機能です。コミュニティのメンバーが活動を支援するためのパトロンになり、主催者は活動のために必要な支援を継続的に受けることができるようになります(オプション機能)。
懇親会のありなしを別々に販売したり、チケットごとに販売終了時間を設定して、早期申し込みの割引を作れるなど、販売しやすくなる工夫が施されています。
Doorkeeperのおすすめポイント
- IT系のイベントの開催・告知に強い
- イベント作成ページがシンプルではじめやすい
- パトロン機能によりコミュニティ運営も支援
- 1万人を超える大きなコミュニティも運営されている
- スマホアプリを使った受付機能
connpass
「エンジニアをつなぐ IT勉強会支援プラットフォーム」と書かれている通り、ITに特化したイベント運営プラットフォームです。有料イベントでも決済手数料は無料で、Paypal手数料のみで利用できます。
グループ機能では複数のイベントをグループに分類することができ、それぞれに主催者を置いたり、グループごとに別のURLで表示させることも可能です。イベントの告知ページやグループのページにスライドなどの資料を掲載することもできます。
おすすめイベントはSNSアカウントと関連付けられており、知人が主催するイベントを表示させたり、その逆に知人に告知をしやすくなっているなど、エンジニア同士のつながりを告知・集客につなげる工夫が施されています。
connpassのおすすめポイント
- IT系に特化されており、興味を持つ人に見つけられやすい
- 有料イベントでも決済手数料が無料(Paypalの利用手数料は必要)
- グループを作成でき、そのグループごとに管理者を設定できる
- イベント・グループページに資料を公開できる
- おすすめイベントがSNSアカウントと関連付けられている
イベント集客プラットフォームの選び方
1つのイベントを最初から最後まで運営するのは大変なことです。イベントを管理して、告知して集客するためには、上手く管理するサービスを選びことが必要です。
多数のイベント告知サービスからどれを選ぶのかは難しいのですが、以下のようなポイントを基準に考えると、選びやすくなるでしょう。
1. イベントの内容で選ぶ
IT系のイベントであれば、IT系に特化したサービスを選べばいいのですが、それ以外のジャンルの場合、自身が開催するイベントに近いジャンル・内容のイベントを告知サービスから探し、そのイベントが集客できているかどうかを基準に考えるとよいでしょう。
同じジャンルのイベントが多く開催されている場合には、そのサービスの持つ機能がジャンルに合っていたり、集客が上手くいっている可能性が高いのです。
2. イベントの継続性で選ぶ
イベントを複数回あるいは長期間にわたって開催するのであれば、グループ・コミュニティの機能があるサービスを使いましょう。
このような機能では、コミュニティに登録した参加者に対し、別のイベントの開催をメールで案内することができるため、集客につながります。
次に開催するかどうかわからないという場合には、グループ・コミュニティ機能があるサービスを選んでおきましょう。
3. 参加者数で選ぶ
無料で10人が集まるイベントであれば、必ずしもイベントの告知・運営サービスを使わなくてもよいかもしれません。
しかし、何百人何千人の人が参加するイベントを開催する場合には、参加者の名簿を複数名で管理できたり、受付がスムーズにできるアプリがあるサービスを選ぶとよいでしょう。
特に大規模イベントでは会場での混乱が起きると収集がつかなくなることもあるため、運営の手助けになる機能があるサービスを選ばなければなりません。
4. 決済方法で選ぶ
銀行振込や当日会場払いのイベントの場合には、どのサービスを選んでも無料で使えることが多いのですが、有料イベントを事前決済したい場合には、クレジットカードなどで事前の決済を行うと運営が楽になります。
当日に現金で支払う場合、お釣りや領収書を用意しなければなりませんし、受付にも多めの人員を配置し、金庫を管理する人も必要になってきます。
また参加者側としては、コンビニやATMでの支払いができれば、クレジットカードを持っていない人でも、イベントに申しこむことができます。
イベントの規模や参加費次第ですが、決済方法が多いに越したことはありません。
5. システム利用料・決済手数料で選ぶ
サービスによっては、同じクレジットカード払いでも手数料が変わってきます。参加者1人~数人であれば気にするほどの額ではありませんが、多くの人を集めるイベントを継続的に開催するなら、差額はどんどん大きくなっていきます。
その金額を気にするかどうかは主観によると思いますが、例えば30人が参加するイベントを開催したときに、手数料でいくら取られるかを計算すると、サービスごとの差がわかりやすくなるでしょう。
イベント告知サービスの種類と選び方については、他にもいろいろなポイントがあります。以下のページでより詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。