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ベテラン新聞記者の進学校講師が考える「作文ことはじめ」まずはここ! 先生向け

2023年8月10日(木) 14:30〜16:30

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ベテラン新聞記者の進学校講師が考える「作文ことはじめ」まずはここ!  先生向け

中学・高校生がまず書くべき作文テーマは? 目からうろこの盲点を先生向けに徹底解説します。国語の授業にすぐに役立ち、作文嫌いを減らします

会場 東雲マンション会議室=有楽町線辰巳駅徒歩6分
住所 東京都江東区東雲1-9-32 Wcomfort Towers EAST 2F コンベンションルーム    地図
料金制度 有料イベント
ジャンル >
タグ 国語 作文 中学生 高校生 テーマ 論文 文章表現 現代国語 授業
事務局 作文指導公開セミナー    お問合せ ※当イベントは上記の事務局によって企画・運営されており、(株)こくちーずは関与しておりません

イベント詳細

●まずはここから。「基本のキ」

本講座は生徒向けではありません。授業で作文指導をしている中学・高校の先生のための講座です。実際に千葉市の渋谷幕張高で作文を教えているベテラン新聞記者が、その授業を踏まえた実践的なノウハウを講義します。一言で言えば……

中学生、高校生に体系的に作文を指導するのに、まず何から始めるべきか。

「作文ことはじめ」の実践例の提案です。

ただ、作文指導といっても、大学受験の小論文対策のノウハウではありません。この講座の目的は、これから体系的に作文スキルを積み上げていくうえでの「基本のキ」を生徒に示すことです。

それをきっかけに、文章表現力や構成力を磨き、社会に出てからも役立つような盤石な作文力へとつなげていってほしい。そんな願いを込めた実践例です。

具体的には「初学」の作文テーマ(お題)設定、それに基づく生徒への声かけや、授業展開の仕方を詳しく解説していきます。

●すぐに授業に生かせる実践例

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作文や文章表現の指導法は先生ごとに千差万別で、確立されていません。学習指導要領に基づく指導法のサンプルがあふれ、研究会では実践例も示されています。しかし、先生方はそれを授業に生かせているでしょうか。生徒の作文スキルが上がっていると実感できていますか。むしろ、「これでいいのだろうか」と迷い、試行錯誤をしている先生が多いのではないでしょうか。

この講座では、作文の最初の授業で「まずやるべきこと」を示し、初学の指導法の迷いをなくしてもらうことが目的です。講師の実践例を詳説しますので、生徒への配布資料を含めてそのまま授業に生かせます。やさしい内容なので、中学生にも転用できます。通年授業やまとまった授業なら、概ね1学期の最初の4時限を想定しています。

作文嫌いを少しでもなくそうとペラ一枚、200字の作文から始め、ハードルを低めに設定しています。

その狙いは何でしょうか。何を学んでもらうのでしょうか。

従来の中学・高校の論作文の指導では、生徒に書き方の順番(段落構成)を示すことがよくあります。起承転結やPREP法といったまとまりのある文章構成のことです。

ただ、生徒たちは、それについてこられていますか。小中と作文を学んできたはずの高校生も、時間を区切って書いてもらうと、息切れしてしまいます。書く内容がある程度定まっていたとしても、文章化ができず、固まってしまうことが多いのです。

大学合格実績の高い高校に通う生徒も同じです。

その要因として、文章展開を考える前段である「描写力」が十分備わっていないことが挙げられます。総じて読書量が足りないこともその一因でしょう。いきなり、文構成を指導されても、その前段でもたついてしまうのです。

そこで、この講座では、結論や理由を整然と並べるパラグラフライティングなどの文章構成を教える前に、まず磨いておきたい「描写力」にスポットを当てます。

 ●作文指導の根本は「描写力」

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「見たこと、聞いたこと、体験したこと」。それをどのように的確に文章化していくか。これこそ作文の根本であり、新聞記者の新人教育でも重視されています。経験上、それがなければ、文章表現力は積み上がりません。

具体的にはどういうことでしょうか。

まず、前提として作文の正解は一つではありません。正解は無数にあります。春の情景を描きなさいと生徒に言うと「公園の桜が咲いていた」と書きます。もちろん、正解です。それをどのようにして、「よりよい正解」にもっていけるか。公園の桜だったらこうも書けるでしょう。

「厚手のコートを脱いで公園に入ると、桜の花びらが宙を舞い、ベンチの上をピンク色に染めていた」

春の光景が映像のように目の前に広がります。つまり、文章表現の「基本のキ」は描写力なのです。見た目を克明に記すことです。無数の細かな人の群れのなかから、ウォーリーを見つけ出すような観察力が必要です。実感としてそれが中学・高校生に欠けています。

作文の正解をよりよい正解に近づける。自分にしか書けないオリジナリティーのある作文にする。それにスポットを当てて、作文の初学者がまず学ぶべき描写力の指導法を示していきます。

 ★こんな方が対象です

▽授業で作文指導をしている中学・高校の国語の先生、メールやSNSなどを扱う高校の情報科の先生
▽ライティングの指導をしているジャーナリスト、作家、プロライター
▽国語の教員志望の大学生、社会人
▽国語(文章表現)のカリキュラムを立案している文科省、教委の担当者

★タイムスケジュール

<所要時間>

120分(休憩10分)+質疑応答&意見交換(適宜)

<講義の流れ>

10分 自己紹介 生徒の作文スキルの傾向と対策
15分 生徒に示す作文鉄則十カ条(推敲の仕方など)
20分  描写を鍛えるテーマ1とその狙い
15分  指導のポイントとアウトプットの講評
~休憩~
10分 描写を鍛えるテーマ2とその狙い
20分 指導のポイントとアウトプットの講評
20分 講義を踏まえた、作文力を上げる年間の授業展開

※受講料には資料費、会場費、機材レンタル代、軽食・飲み物代が含まれます。

※受講者のお立場に合わせて、授業内容を変更することがあります。

※会場には専用のWi-Fiがあるため、スマホやパソコンが使えます。筆記具とともに、ご用意ください。

★講師紹介

前田剛夫(まえだ・たけお)

毎日新聞 首都圏版編集長 渋谷幕張高講師(国語科)

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1988年毎日新聞に入社し記者歴35年、うち報道デスク歴15年。千葉支局を振り出しに、東京・大阪社会部で事件事故、自然災害、教育、環境、内政などを主に担当。オウム真理教事件、ペルー・日本大使公邸占拠事件、北朝鮮による拉致事件、東日本大震災など平成の大ニュースの現場はほぼすべて踏んでいる。

さいたま支局次長(デスク)、静岡支局長、航空部長、編集委員など歴任。特に新人記者の教育経験が多く、育てた多くの記者が国内外で活躍している。入社試験の面接や論作文の採点も担当した。

現在は東京本社・首都圏版編集長(キャリアスタッフ)として、新聞やウェブで記事を発信し続けている。主な著書・共著に「父の殺意」(毎日新聞社)「裁かれる『オウムの野望』」(同)など。

渋谷幕張高(千葉市)では非常勤講師として、通年の現代国語の授業を担当、高校生に文章表現を指導している。生徒の飛躍的な作文力向上に驚かされている(講師談)

静岡市出身。県立静岡高、早稲田大理工学部卒。東京在住。

★おことわり(特記事項)

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当初は広い地域の先生方に参加してもらうため、コロナ禍以降、主流となったオンライン講義を検討していました。ただ、教室配布レジュメや講評用の作文などオンライン配布できない資料があるため、クローズな少人数の対面講義にさせていただきました。

その分、少人数のメリットを生かし、オンラインでは得られない、ごく緩やかな情報交換の場を形成していけたらとも考えています。一方で、中長期的には、プライバシー面をクリアできたなら、オンライン授業を導入しようとも思っています。

なお、本講座は、法人としての毎日新聞社、渋谷教育学園とは関係ありません。私的な公開講座です。



新型コロナ感染予防対策

新型コロナ対策徹底宣言バッジ

こくちーずプロでは安心してオフラインイベントにご参加いただくため、イベント主催者にご協力いただき新型コロナウイルスの感染予防対策に取り組んでおります。
上記のバッジを表示しているイベント主催者は、新型コロナ対策のガイドラインに沿って感染予防対策を徹底しております。

イベント参加者の方にもご協力いただく必要がございますので、新型コロナ対策のガイドラインをご確認いただいた上でお申し込み及びご参加いただくようご協力よろしくお願いいたします。


開催場所

東雲マンション会議室=有楽町線辰巳駅徒歩6分東京都江東区東雲1-9-32 Wcomfort Towers EAST 2F コンベンションルーム


お申込み


イベントチケット 金額(税込) 状態
作文ことはじめ受講料 ¥4,500
前払い事前決済
終了
募集期間:〜2023年8月9日(水) 19:00

イベントは終了しました


フォトアルバム


変更履歴

  • 定員を【9】から【5】に変更しました。2023年8月5日(土) 14:16
  • イベント名を【ベテラン新聞記者の進学校講師が教える「作文ことはじめ」まずはここ! 先生向け】から【ベテラン新聞記者の進学校講師が考える「作文ことはじめ」まずはここ! 先生向け】に変更しました。2023年7月23日(日) 02:04
  • 定員を【12】から【9】に変更しました。2023年7月21日(金) 17:08


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