鹿児島子ども研究センター
鹿児島子ども研究センター
鹿児島の子ども・青年と子どもを育てる家族や地域・学校の実情をできるだけ深くとらえ,子育てや教育について提言することを目的としています。

グループ紹介

鹿児島子ども研究センターってなに?

 鹿児島子ども研究センターは,鹿児島の子ども・青年と子どもを育てる家族や地域・学校の実情をできるだけ深くとらえ,子育てや教育について提言することを目的としています。生活協同組合コープかごしま・鹿児島医療生活協同組合・鹿児島大学生活協同組合との共同事業として,1979年に発足しました。センターと三生協の活動が相互に交流し,発展するとともに,広く地域に開かれたセンターとして発展させていきたいと考えています。
 教師・医師・保育者・父母などからなる所員と当センターの趣旨に賛同する会員で構成されています。

こんな活動をしています

1.調査・研究の活動
  子どもや教育をめぐる問題は,近年ますます山積しています。センターでは,子ども・青年,子どもを育てる家族や教師の意識,子どもの遊びや生活調査,進学や受験に関すること,管理教育やいじめ問題の検討,心身にハンディをもつ子どもへの発達的・心理的援助についての臨床的な研究などに取り組んできました。

 

(1) センター研究会
 毎月第4水曜日の夜,鴨池公民館で行なっています。そのときどきの子育て・教育の問題について,参加者の多様な考えや情報,実践に触れながら意見交換をし,相互に認識を深めています。結論を出すことより問題提起していくことを大事にしています。誰でも参加できる開かれた研究会です。

 

(2) 調査活動
 当センターのもっとも基礎的な研究です。鹿児島の子どもの生活・心身・行動の基本的な状況の推移やその時々の特徴的な現象を時間をかけて見つめていきます。子ども・青年・家族・教師の意識調査なども行なっています。

(3) 所員研究への援助
 センター所員の個人またはグループによる研究を奨励し,援助しています。成果は『かごしま子ども研究センター研究報告』等に発表します。
 また必要な問題に関して,外部から招いた講師による講演会やシンポジウムを開くなどして,より多くのみなさんと共に考え合いたいと思っています。

 

2.講座の開催と講演会・学習会などへの講師派遣
 幼児の子育てから学力・進路・受験の問題,子どもの心と身体・いじめ・不登校など多様なテーマに講座や講演・懇談会を行います。大学の研究者と小・中・高校の教師の協力を軸に,むずしいことをやさしく,やさしいことを深く,深いことを楽しくがモットーです。

(1) 講演・懇談会
 生協の組織活動としての「子育て,教育に関する学習会・講演会」や,PTAや家庭学級などの学習会・講演会,教育を語る懇談会などに講師を派遣します。

 

3.教育・心理相談活動

 育児や学校生活での悩みなどについての教育相談を行なっています。不登校などの心理的な悩みを持つ子や親の相談・援助にも応じています。

 

4.出版・広報活動
 センターの研究と願いを広く知っていただくために『かごしまの子ども』(毎年)と『研究報告』を出版しています。

 (1)『かごしまの子ども』
 2016(平成28)年で33号を数えます。進路問題・いじめ・不登校・体罰・地域と子ども・学力観など,実際に鹿児島で起こっている問題を取り上げ,地域での話し合い,子育てを考えるときの資料として,また読み物として編集しています。
(2)『研究報告』
 現在までに第13号まで出ています。センター所員の個人またはグループの研究論文や実践報告を収録しています。
(3)その他

 鹿児島医療生協の機関紙などに,教育に関する記事を提供しています。2000年には,鹿児島子ども劇場と協同で『かごしま子ども白書』(南方新社刊)を発行,2009年には,『新版かごしま子ども白書』を発行しました。また,ブックレット『子どもの願いを真ん中に~鹿児島からの発信~』を2012年に発行しています。

 

所員と会員の構成

・所長 南新秀一(鹿児島国際大学名誉教授)
・運営委員 所員から選ばれた数人でセンターの運営にあたります。
・所員 大学の研究者,幼・小・中・高・養護学校の教師,保育園の保育士,父母などでセンターの趣旨に賛同し共同研究に積極的に参加する意思のある人です。年間会費3,000円を納入します。
・会員 センターの趣旨に賛同しセンターからの情報を定期的に欲しい人で,年間会費3,000円を納入し,センターの活動を支えます。
・会報 毎月1回「センター会報」を発行し,所員と会員にお届けします。

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