現代総有シンポジウム「マンション区分所有法制の改正の行方」

現代総有シンポジウム「マンション区分所有法制の改正の行方」

令和５年７月２３日（日）１４時から１７時

法政大学大学院棟２０２教室＋オンラインのハイブリッド方式

（東京都新宿区市谷田町2-15-2）

 法制審議会からいよいよ「区分所有法制の改正に関する中間試案」が出される状況の中、マンションの建築・管理・修繕・建て替えについて精力的に議論を重ねて来た鎌野邦樹（早稲田大学教授）、山本理顕（建築家）、五十嵐敬喜（現代総有研究所所長・法政大学名誉教授）も加わり、様々な視点から、そのあり方について大いに議論します。都市の最重要課題となりかねない「マンションの管理不全」「建て替えの困難」へ策を議論するのは今です。

 ＜これまでの動き＞

令和５年３月４日マンション法研究会

「鎌野邦樹教授と山本理顕建築家の報告と討議」司会五十嵐敬喜→『現代総有５号』に掲載。

6月５日日本記者クラブ会見

「マンション政策の行方」鎌野邦樹、山本理顕、五十嵐敬喜

https://www.youtube.com/watch?v=6ZVnqa85nvY&feature=youtu.be

6月24日　東雲共同住宅視察

 ＜7月23日シンポジウム＞

マンションの老朽化と居住者の高齢化に伴う管理の問題等に関しては、朽廃していくマンションの建て替え、取り壊しをどのように進めるかという社会的課題を広く認識し、社会的関心を巻き起こすことが必要であり、そのためには、様々な視点からの検討が必要です。

このような中で、法制審議会の区分所有法改正の検討が進んでいますが、社会的な課題解決に十分対応できるものとなるのでしょうか。法律家による法制度改正の動きの分析、建て替えのこれまでの経験と今後の課題についてのデベロッパーからの問題提起、住民自治・管理業者による管理や修復・建て替えの仕組みについての海外の状況、居住者の自治意識、管理への取り組みの経験と課題、そして建築家による未来のマンションへの夢、都市計画とマンションについて、等、実に広範にこの問題について報告を聞き、その後、鎌野邦樹、山本理顕、五十嵐敬喜も加わり、参加の皆様と共に、大いに議論したいと思います。前代未聞の大討議です。

令和5年（2023年）7月23日14時開始

司会　内田 勝一　早稲田大学名誉教授

１．区分所有法制の中間試案について　藤巻 梓　国士舘大学教授（報告20分）

２．建替え事業の実態報告　重水 丈人　旭化成マンション建替え研究所（報告20分）

３．海外事例・フランスの区分所有　寺尾 仁　新潟大学フェロー（報告15分）

４．マンション管理組合と自治会　片岡 直美　グリーンハイツ八千代自治会会長（報告10分）

５．住民自治の可能性　仲 俊治　仲建築設計スタジオ代表（報告15分）

６．マンションがつくる都市の姿　山本 至　建築家  itaru/taku/COL.共同主宰  東京大学博士後期課程（報告15分）

（休憩）

15時50分　鎌野 邦樹(早稲田大学教授)、山本 理顕（建築家）、五十嵐 敬喜(現代総有研究所所長・法政大学名誉教授) 、会場参加者、オンライン参加者を交えてのディスカッション

16時45分

司会　内田 勝一　早稲田大学名誉教授からまとめのコメント

五十嵐 敬喜　現代総有研究所所長からお礼の言葉

16時55分　閉会

 ※ハイブリッド方式：オンラインは、録画し、後に全部または一部の動画公開、今後出版を予定する書籍等に掲載する方針です。ご理解ください。

 ※会場参加（先着50名まで。それ以降の方は、オンライン参加になります。）

参加費無料。（ですが、会の運営支援のため、『現代総有5号』をお持ちでない方は、是非、会場でご購入ください。１部1,000円。）

※オンライン参加（後日、参加のＩＤ等をお知らせします。）参加費無料

※オンライン参加で『現代総有5号』の郵送を希望の方には、1,370円でお届けします。