石垣島.発達や読み書きに困り感のあるお子さんの視覚機能検査&視覚機能検査セミナー
2023年9月25日(月) 15:00〜2023年9月28日(木) 19:00
お子さんの視知覚検査及び支援者に対するワークショップです
会場 | 大濱信泉記念館 |
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住所 | 沖縄県沖縄県石垣市登野城2-70 地図 |
料金制度 | 有料イベント |
ジャンル | > |
タグ | 視覚機能 視機能 ビジョントレーニング 発達障害 読み書き 視知覚 学習障害 視覚認知 読み書き障害 学習 |
事務局 | ジョイビジョン奈良.OptMatsumoto お問合せ ※当イベントは上記の事務局によって企画・運営されており、(株)こくちーずは関与しておりません |
主催グループ | ジョイビジョン奈良・OptMatsumoto |
イベント詳細
石垣島.発達や読み書きに困り感のあるお子さんの視覚機能検査&視覚機能検査セミナー@令和5年 9/25~9/28
参加対象
視覚機能の評価を御希望の方:6歳~18歳
ワークショップ:幼小中校の教員・放課後等デイサービスにお勤めの支援員・作業療法士・理学療法士・公認心理師・・・
検査時間 1名につき約1時間~1時間半
参加費 4000円
日時
令和5年9月25(月)15時~18時(18時が最終受付)
9月26(火)15時~17時(17時が最終受付)
9月27(水)17時~20時(ワークショップ※支援者対象)
9月28(木)15時~18時(18時が最終受付)
場所 大濱信泉記念館
〒907-0004 沖縄県石垣市登野城2-70
TEL:0980-84-1551 FAX:0980-84-1552
【検査者プロフィール】
松本康志(ジョイビジョン奈良.OptMatsumo)
Marshall B. Ketchum University-TOC Executive Certificate Program修了
国家資格 1級.眼鏡作製技能士.一般社団法人視覚トレーニング協会ビジョントレーニングインストラクター
論文・共著
大阪府作業療法ジャーナルに寄稿「視機能の専門家と作業療法士の協働
~「見る」ことに問題を抱える 2 事例を通して~」
編集アドバイザー『みんなでつなぐ読み書き支援プログラムフローチャートで分析、子どもに応じた オーダーメイドの支援』(クリエイツかもがわ)
このようなことでお困りではありませんか?
- 行を飛ばして読む
- きれいに文字を写せない
- 字の形を覚えることができない
- 図形の問題が苦手
- ものが二重に見えることがある
- ボール遊びが苦手
- 文字が動いて見える・揺れて見える・反転して見える
- 感覚が過敏または鈍麻
読み書きなどの学習や運動をするうえで、視覚機能はとても大切です。
さまざまな問題を持っているお子さんの中に、視覚機能の問題が見られることがあります。このような方のために両眼視機能・視覚認知・眼と手の協応性・感覚処理の検査を実施して、お子さんにとって未来を描ける有効な支援ストラテジーを考えていきましょう。
八重山諸島在住の方はこの機会に是非お申し込みください!
ワークショップについて
読み書きなどの学習や運動をするうえで、視覚機能はとても大切です。さまざまな問題を持っているお子さんの中に、視覚機能の問題が見られることがあります。ビジョントレーニングは、視覚の入力機能と認知機能を高めるトレーニングです。
講座では、身近な子どもたちのご指導にすぐに活かしていただけるよう、視覚機能の簡単なチェック方法や学校やご家庭で楽しく出来るトレーニングの方法をご紹介いたします。
お子さんの視覚機能評価でわかること
視力・両眼視機能の問題
基本的な視力の問題、そして視力に問題がなくても両眼視関連に問題を精査します。
視力という要素は視覚機能において「数%」の要素でしかありません。
両眼視関連の問題には斜位・斜視・調節力不良が含まれますが、これらが見過ごされているケースが非常に多いです。
養育者自身も「視力には問題がないから」と仰られることが多いですが、視力は見る機能の中ではあくまで一部でしかありませんし、あくまでステレオタイプな評価の一つです。
視力に問題がなくても斜視・斜位などが有り、それらを補う自己資源が少ない場合に於いては眼鏡装用が有効な場合があり、表面的な視力の問題検出に加え、潜在してる両眼視関連の問題の検出が大変重要です。
また、学校の視力検査は良い意味でも悪い意味でもアバウトでステレオタイプ的です、学校での視力評価はスクリーニング的な意味しか持ちません。
学校での視力検査の結果がAの場合においても、補正する必要が高い屈折異常(近視・遠視・乱視)が検出される可能性があります。
加えて、両眼視関連の問題においては全くアプローチされないので、眼科や学校の簡易的な視力評価結果に固執するのはリスクがあります。
これらは、それぞれの領域での専門性と職業文化の違いだと思ってください。
光の感受性障害・アーレンシンドローム・視覚過敏の問題
視力や両眼視機能に問題がなくても「文字が揺れて見える」「文章が波打って見える」「文字が反転して見える」「紙面が光って見える」など、視知覚に関連した障害でアーレンシンドローム(Irlen syndrome)、ミアーズ・アーレンシンドローム(Meares-Irlen syndrome)、あるいは視覚ストレス(Visual Stress)と言われている光の感受性障害があります。
アーレンシンドローム自体は中枢領域での神経伝達の問題と考えられていますが、この読みに困難がある方に視機能補正+特殊フィルターの眼鏡を装用することで、その困難が大幅に改善することが明らかとなっています。
有症率は、欧米では20%~38%、日本では6%と推定されていますが、一部の限られた研究施設だけのアセスメントであったため、日本においてはまだまだ認知されていません。
また、アーレンシンドロームは視機能不良型・感覚過敏型・高次眼収差型・重複型とサブタイプに分けて対応する必要があると私は考えます。
光が眩しい≒アーレンシンドロームは違うという事です。
アーレンシンドロームは脳の中枢系での問題とされていますが、当店ではこの分野において、オプトメトリーでのアプローチによって、これらの光感受性の問題を検査情報の中からサブタイプ毎に弁別し、それぞれに合った方策を出すことが可能と考えております。
眼球運動の正確性
眼球運動は読み書き球技等の学習や生活に必要な能力です。
視力が1.2でも、眼球をうまくコントロールできなければ、良好な視力でも意味を持ちません。
この眼球運動能力を標準化されたデータと比較して、お子さんの眼球運動スキルを評価します。
眼球運動評価はSCCO4+による標準化された対面法評価、DEMによる量的評価を行います。
眼球運動の弱いお子さんは学習や生活の中で困難を訴えるケースが多く見られます。
これらの問題の背景に、視力・視機能の弱さがある場合は眼鏡補正後にトレーニングで改善を目指します。
また、眼球運動スキルのみに未熟さが認められる場合、眼球運動・粗大運動を含めたトレーニングにて改善を目指します。
眼球運動スキルの向上は水泳や自転車に乗ることを練習する感覚に非常に似ています。
自転車に乗ることが出来てしまえば、大人になって久しぶりに自転車に乗る機会があっても乗れてしまうという感覚に近いです。
調節力の柔軟性
人の目は遠方を見る際は水晶体を緩ませて遠方にピントを合わせ、近方を見る際には水晶体を膨らませて近い距離にピントを合わせます。
これらのピント合わせの能力を「調節力」といいます。
調節力は年齢毎の標準範囲がありますが、高すぎても低すぎても問題が起こります。
また、調節力は年齢とともに減弱していきますが、お子さんでも遠視の補正がされていなかったりすると調節力に悪い影響を及ぼします。
調節力に柔軟性がない場合においては、黒板を見る(遠くにピントを合わせる)、机の上のノートにピントを合わせるという調節の連続作業に困難が出てきます。
これらの調節力を単眼及び両眼評価で行い、加えて動的な調節力を評価します。弱さがある場合は必要に応じて眼鏡補正で視機能の正常化を目指し、またはトレーニングで改善を目指します。
輻輳・開散運動の柔軟性
両眼のチームワークとも言われる評価です。
遠方視の際に目は外を向きます(開散)
近くを見る際に目は内を向きます(輻輳)
これらの輻輳・開散運動に弱さがある場合、板書や近方作業、球技などのスポーツが苦手さなどが特徴として現れます。
見ることは「遠くを見る」「近くを見る」の1か0かではないので、遠方から近方までの連続性を評価することが重要になります。
輻輳運動と調節運動は密接(双方向)であるため、輻輳力の柔軟性は調節力の柔軟性と併せて評価します。
斜視や斜位がある場合、尚且つそれらを補う力が弱い場合において、両眼の輻輳・開散運動に問題が出るケースがあります。
これらに弱さがある場合、眼鏡が有効な場合は眼鏡補正後にトレーニングで改善を目指します。
また、トレーニングのみが有効な場合もあります。
TVPS-3で分かること(視覚認知)
視覚弁別
類似した視覚対象の中から、細部の違いを見分ける能力が分かります。
視覚弁別が弱い場合、よく似た字の間違いや漢字の線が1本多い(少ない)等のケアレスミスが頻回に出ることがあります。
例えば、漢字の「午」と「牛」を間違えたり、「書」という感じの線の構成が分かりにくかったりなど、書字に困り感が表出するケースが散見されます。
また、定規を使った学習などででも苦戦するケースがあります。
視覚記憶
名前の通り視覚的な記憶の能力が分かります。
視覚記憶が弱い場合、板書が遅かったり、新出漢字の定着が遅かったり等の特徴が出ることがあります。
スポーツでも視覚記憶が弱い場合、良いパフォーマンスを視覚化することが出来ず、安定した運動能力を発揮しにくいと考えられます。
空間関係
空間の中での物の位置関係(上下左右)を把握する能力を見ます。
空間関係が弱い場合、小学校2年生以上で鏡文字を書くことが頻回であったり、形の向きがわかりにくかったり、上下左右の認知が弱いことから運動場面で苦戦するケースも見られます。
形の恒常性
同じ形でも向きや大きさの違いを見分ける能力です。
形の恒常性が弱い場合、遠くにある黒板の字とノートに書く字の大きさの違いが分かりにくかったり、同じ字でもフォントが変わると同じ字と認識できず、読みや書字に問題を示すことがあります。
視覚連続記憶
短期記憶との違いは視覚対象が複数出てくる課題です。
TVPSでは短期記憶は無意味記号、連続記憶は有意味記号が複数出てきます。
初めて見る漢字を記憶するのが短期記憶であれば、対象を系列的・順次的に記憶するのが連続記憶です。
図地弁別
人間は見えている視覚情報を全て認識すると混乱が生じます。
見たいもの・必要な情報のみを認識し、その他の背景となる不要な情報は抑制してます。
この図と地の分化が弱い場合、雑然とした情報の中から必要な情報を取り出すのが困難だったり、教室にある視覚刺激に反応しやすかったり、探し物が困難という特徴が出ます。
図地は自動車や自転車の運転スキルにも重要な要素です。
図形閉合
部分的に欠けたモデルを見て、それが何の形かをイメージする能力です。
この図形完成が弱い場合、近接する情報の中から形の見分けや間隔を弁別するのが困難であり、行間の狭い文章の読みの困難さ漢字習得の困難などに特徴が出ます。
模写検査(VMI 視覚運動協応)
VMIは視覚運動の協応の能力や、視覚認知能力をみる検査です。
左の写真は十字矢印がバラバラに表出されている小学生のお子さんですが、これらは目と手の協応の弱さと視覚認知の弱さが併存している状態です。
感覚処理(感覚プロファイル)
感覚とは、視覚・聴覚・前庭覚・触覚・複合感覚・口腔覚の事を指します。感覚は個人の主観的なものであり、人それぞれ感覚刺激の受け取り方は様々です。
そのために、感覚の偏りがある人の困難さは、他の人からは理解されにくいものです。
しかしながら、この感覚処理は行動や情動反応に大きな影響を与えるため、これらを包括的に把握することは重要な要素です。
極端に眩しがる、人や物が溢れている場所が苦手、実際の視力は低いのに見えにくさを訴えない、車に酔いやすい等、これらは、もしかすると感覚の過敏さや低反応(鈍麻)が原因かもしれません。
感覚に偏りがある場合、感覚の刺激量が分からないままに眼鏡を装用させることは耐えがたい苦痛を感じることがあったり、十分な効果や感覚刺激を感じれないままに過ごしてしまう可能性があります。
これらの感覚に寄り添うために、当店では眼の状態を精密解析するだけでなく、感覚刺激への生体反応を客観的にプロファイリングするアセスメントを用います。
開催場所
大濱信泉記念館(沖縄県沖縄県石垣市登野城2-70)
お申込み
イベントチケット | 金額(税込) | 状態 |
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視覚機能評価 | ¥4,000 | 終了 |
視覚機能ワークショップ | ¥4,000 | 終了 |
イベントは終了しました
イベント参加 | 0/30 |
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