地球永住計画 公開講演 〜冒険者たち〜 宮崎学×関野吉晴
2022年10月4日(火) 19:00〜21:00
地球永住計画の新シリーズ 〜関野吉晴が会いに行く〜「現代の冒険者たち」シリーズの公開講演。
会場 | 武蔵野プレイス |
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住所 | 東京都武蔵野市境南町2-3-18 4階 地図 |
料金制度 | 有料イベント |
ジャンル | > |
事務局 | ︎地球永住計画事務局 お問合せ ※当イベントは上記の事務局によって企画・運営されており、(株)こくちーずは関与しておりません |
イベント詳細
※ トイレ休憩や途中退席、退館など全く問題ございませんので各自自由に行ってください。
【会場】
武蔵野プレイス 4階 フォーラム
武蔵野市境南町2-3-18(JR 武蔵境駅 南口スグ)
【お問合せ】
今回の現代の冒険者は鷹匠の松原英俊さんに続いて、異色の冒険家です。本人は冒険家だと思っていないとおもいます。極点に到達するするとか,未踏の大岩壁に単独で、厳冬期に登るとかしてるわけではありません。
年齢も松原さんと同い年で、自称自然界の報道写真家と言っていますが、フクロウの写真で、土門拳賞を受賞しています。一昨年には、東京都写真美術館で「宮崎学イマドキの野生動物」という写真展を開催して、半世紀近くにわたる宮崎さんの作家活動の軌跡をたどりながら、黙して語らぬ自然の姿を浮き彫りにして、話題になりました。
宮崎学さんは生地の中央アルプスの麓、伊那谷を拠点にして、1972年よりフリーの写真家として活動を開始して50年、「自然界の報道写真家」として、現在も日本中の自然を観察しています。
宮崎さんは動物たちの通り道に自作の赤外線センサー付きのロボットカメラを設置し、撮影困難な野生の姿を撮影した「けもの道」のシリーズなど、哺乳類、猛禽類の撮影において独自の分野を開拓してきました。また、人間の生活空間近くに出没する野生動物や、外来動物の影響など、動物の生態を通して人間社会を浮き上がらせる社会性のあるテーマにも取り組んでいます。
危なげないレールからはずれ、常識からはずれ、実験的なチャレンジする姿は正に冒険者そのものと言えます。
今年の夏は長期間に渡って北海道で、ヒグマを中心に野生動物の観察を行いました。本州のフィールドでのやり方が通用することを確信して、来年は本格的にヒグマの観察に打ち込むようです。
以前にも、地球永住計画の公開講演会「賢者に聞く」に登場していただきましたが、今回は最新の北海道のヒグマを中心に野生動物の最新事情について報告して貰います。関野吉晴記
一昨年の東京都写真美術館の展覧会では、宮崎さんは、以下7章に分けて、50年に渡って撮った写真を展示しました。
第1章|〈ニホンカモシカ〉
第2章|〈けもの道〉
第3章|〈鷲と鷹〉
第4章|〈フクロウ〉
第5章|〈死〉
第6章|〈アニマル黙示録/イマドキの野生動物〉
第7章|〈新・アニマルアイズ]〈君に見せたい空がある〉
特に一番人気だったのは以外にも、第5章|〈死〉でした。今回も、死について語っていただきます。
以下は、著書からの引用です。
輪廻転生 目を背けてはならない、とおもいながら、ファインダーをのぞいていた。 鼻が曲がるかとおもわれるほどの死臭が漂うこともあり、ハエのウジが体皮をやぶって湧き出してくる こともある。怯むことなく見つめていると、そこにはふしぎなドラマが展開されていた。
「死は生の出発点である」私は、自然の新しい摂理を、生きものたちから学んだ。(宮崎学『死』平凡社)
また、第6章|〈アニマル黙示録/イマドキの野生動物〉についても語ってもらいます。
人間と野生動物の関係も宮崎さんの重要なテーマとなっています。1993年から2012年まで、長期にわたって、人間の生活空間近くに出没する野生動物を通して人間社会を描いたシリーズ〈アニマル黙示録〉に加え、現代社会にたくましく生きる野生動物を活写した〈イマドキの野生動物〉があります。
例として、《漂流物の台所洗剤のキャップを宿にしたオカヤドカリ》〈アニマル黙示録/イマドキの野生動物〉より
その他(「ヤクルト・ヤドカリ」や「キユーピー・ヤドカリ」も。いまや世界中の海は私たちの身近なゴミであふれかえっています。)
現在、私(関野吉晴)はドキュメンタリー映画「ウンコと死体の復権」を撮影中ですが、裏テーマとして、ゴミ問題もあり、人間の出したゴミとやせいどうぶつのかんけいに関心を抱く宮崎学さんの仕事にシンパシーを感じています。
(関野吉晴記)
公式プロフィール:1949年、長野県生まれ。自然と人間をテーマに、社会的視点にたった「自然界の報道写真家」として活動中。1990年「フクロウ」で第9回土門拳賞、1995年「死」で日本写真協会年度賞、「アニマル黙示録」で講談社出版文化賞受賞。他写真集・著書多数。2013年、IZU PHOTOMUSEUM、2016年パリ・カルティエ現代美術財団に招かれ写真展を開催。最新刊「イマドキの野生動物」などが発刊中。
2020年、東京都写真美術館で、「宮崎学 イマドキの野生動物」を開催。 半世紀近くにわたる作家活動の軌跡をたどりながら、黙して語らぬ自然の姿を浮き彫りにしようと試みた。
1949年東京都生まれ。探検家。文化人類学者。医師。武蔵野美術大学名誉教授。1975年一橋大学法学部卒業。1982年横浜市立大学医学部卒業。1999年植村直己冒険賞受賞。2000年旅の文化賞受賞。2013年 国立科学博物館(特別展)「グレートジャーニー・人類の旅」開催。2002~2019年武蔵野美術大学教授(文化人類学)1971年アマゾン川全域を下る。その後25年間に32回、通算10年間以上にわたって、アマゾン川源流や南米への旅を重ねる。1993年から10年の歳月をかけて約5万3千キロ「グレートジャーニー」、その後、アフリカで生まれた人類が日本列島にやって来た主要3ルートを歩いた。
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これからも地球永住計画をよろしくお願い致します。
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地球永住計画
開催場所
武蔵野プレイス(東京都武蔵野市境南町2-3-18 4階)
お申込み
イベントチケット | 金額(税込) | 状態 |
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参加チケット(当日払) | ¥1,500 | 満席 |
イベントは終了しました
変更履歴
- 定員を【37】から【15】に変更しました。2022年10月4日(火) 04:24
- イベントチケット「参加チケット(当日払)」のチケット販売枚数を【17】から【15】に変更しました。2022年10月4日(火) 04:23
- イベントチケット「参加チケット(当日払)」のチケット販売枚数を【20】から【17】に変更しました。2022年10月4日(火) 04:21