[放課後デイ] 児童虐待を「芽」から摘むには?

「児童虐待防止推進月間」に合わせWebセミナーを開催

厚生労働省は毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、児童虐待防止のための広報・啓発活動などの取組を行っています。「療育のミカタ」では、この児童虐待防止推進月間に合わせて、2023年11月17日（金）に児童発達支援・放課後等デイサービスにおける児童虐待の防止をテーマに、Webセミナーを開催いたします。

障害福祉施設における「虐待」の現状

児童発達支援・放課後等デイサービスを始めとする障害福祉施設において、「虐待」は向き合わなくてはならない大きなリスクです。虐待防止に関する研修の受講が、施設・並びに従事者に定期的に義務付けられています。

しかし、そうした取り組みにも関わらず、障害福祉施設における障害者虐待件数は、増加の一途を辿っています。 虐待防止研修の義務化など、抑止のための策は様々に講じられていますが、この傾向に歯止めはかかっていません。

「虐待は悪である」

ということは、当然、障害福祉に関わる全員が理解し同意しているはず。なのに、虐待が起こり、増加しているという現実に、虐待防止の難しさ・根深さが垣間見えます。

本セミナーでは、そんな虐待を「芽」のうちに摘んでしまうにはどうしたらよいのか？そして、障害福祉の現場から虐待を根絶するにはどうしたらよいのか？ということを、考えるきっかけとしたいと思います。

今回は講師として、認定心理士・保育士の松田ちかこさんをお招きします。松田さんは相談支援室ぐろーいんぐあっぷ！を主宰し、発達障がい児を育てる保護者のペアトレを行ったり、保育専門学校で保育者の養成にも関わっていらっしゃいます。

放課後等デイサービスでの勤務経験もお持ちで、児童相談所一時保護所で虐待を受けた子どもの対応にもあたった経験をお持ちです。今回は療育現場・行政、双方の視点から、虐待防止についてお話し頂きます。

内容

当日は以下のようなお話をさせて頂く予定です。

• 障害福祉施設での虐待の実態

• 虐待と発達障がいの関係性について

• 虐待防止の現場から～事例について～

• まとめ～虐待の「芽」を摘むには？～

日時・開催方法

2023年11月17日（金）10:30～12:00
ZOOMを使用したオンライン形式です。 入室方法は申込み後メールでお知らせいたします。

参加費：無料　参加定員：50名

担当講師

講師　松田ちかこ（心理カウンセラー（認定心理士・保育士・幼稚園教諭））

元公務員。発達障害・虐待などのフォローを行う保健センターでの勤務を経験。退職後、放課後等デイサービスや保育園、児童相談所・一時保護所などでの勤務を経て、相談支援室ぐろーいんぐあっぷ！を設立。

子育てに悩む保護者や発達障害当事者を対象に、カウンセリング・ペアレントトレーニングなどを行っている。また、保育専門学校で保育者の養成に携わる。

【著書】

• 「子どもたちを笑顔にする保育」

• 「学校では教えてくれない子ども支援のいろは」

• 「新人放デイ職員のためのお悩みQ&A」

• 「これからを生きる15歳のあなたへ」

聞き手　豊島孝敏 (合同会社テラセル代表)

大学卒業後、株式会社キーエンス、株式会社エス・エム・エスを経て、複数のベンチャーにて療育の分野へ携わる。放課後等デイサービスの事業責任者や、発達障がい児向け教材コンテンツ事業責任者を歴任。放課後デイの立ち上げ、運営、職員採用、集客営業などに精通する。

2022年合同会社テラセルを設立。「社会に“公助”以外の選択肢を増やす」をミッションとし、療育業界メディア「療育のミカタ」や、療育業界特化型転職サービス「療育のお仕事」を運営。放課後等デイサービス運営会社向けに、採用/育成/組織コンサルティングも行う。

セミナー主催

主催：合同会社テラセル