当イベントは終了しました。

ギュルメ・ドルジェ・リンポチェ『功徳藏』

2018年5月26日(土) 14:002018年7月28日(土) 16:30

次回のイベント案内を受け取ろう

興味ありリストに追加しておくと次回イベント公開時に案内が届きます

興味ありリストに追加する 興味ありリストに登録済み
ギュルメ・ドルジェ・リンポチェ『功徳藏』

チベット文化研究所ではチベット仏教ニンマ派の大学で長く教鞭を執られている仏教博士をお招きし三か月の特別講義を行います。

会場 チベット文化研究所
住所 東京都品川区西五反田2-12-15-401    地図
料金制度 有料イベント
ジャンル >
事務局 チベット文化研究所    お問合せ ※当イベントは上記の事務局によって企画・運営されており、(株)こくちーずは関与しておりません

イベント詳細

ケントゥル・ギュルメ・ドルジェ・リンポチェは仏教大学で長年教鞭を執られた経験から、ニンマ派の論書や経典をわかりやすく説いてくださいます。大変謙虚で親しみやすい方ですので、小さな質問にも丁寧にお答えくださいます。
リンポチェと皆さまがこの機会に良き仏縁を結べることを心より祈念しております。

~~

ヨンテン・ズー(功徳蔵)』紹介
ジグメ・リンパ(1730-1798)による著作でチベット仏教ニンマ派の教理に沿って仏教徒が歩む全体図を優美な韻文で紹介している。基礎となる要点から最も高度な修行である大円満(ゾクチェン)までの仏陀の教えを、一つの悟りへ至る道として矛盾なく、段階的にまとめている。著作は広く敬われているテキストであり、全てのニンマ派組織、特に高等教育の長期学習の集大成として学ばれている。


ダライ・ラマ法王
「ゾクチェンの教えは大変至高で難解である。一般的にニンマ派の道、特にゾクチェンに興味を持っている方はジグメ・リンパの更に近づきやすい『ヨンテン・ズー』を学ぶべきである。『ヨンテン・ズー』はラムリムのジャンルに属されるテキストであり、ニンマ派の教理に沿い悟りへの全ての段階をゾクチェンの教えも含め教示されている。初めの部分では、心を仏法に向ける4つの思考、輪廻の本質、四聖諦、十二縁起について触れられている。これを基盤として、仏陀、彼の教え、精神的コミュニティーにどう帰依するか、その重要性、目覚めた心である菩提心をどのように生起させるかについて説明している。六波羅蜜の教示では、三戒(別解脱戒、菩薩戒、密教戒)の議論を振る舞いに関する手引きとして、中観の解説を見解を正す導きとして説明されている。どのような方法を通し読み終えても、この著作は包括的で要約的、読みやすくなっている。」


ジグメ・リンパ
ニンマ派の偉大なる師の一人であり、偉大なる導師ビマナミトラとティソン・デツェン王の転生者として認識されているが、彼自身はシンプルでひっそりとした環境に生まれ育った。
6 歳で出家し基礎的な寺院教育を受けた後、13 歳で偉大なる埋蔵経発掘者リンジン・ツトク・ドルジェに会い、多くの教えと要訣を学んだ。ゾクチェン系譜の守護者であるマンジュシュリミトラが不可思議に顕現された後、寺院を離れ長髪の修行者となった。性質的に人里離れた場所で修行することを好み、3 年のリトリートを2 回終えた。埋蔵発掘者としてロンチェン・ニンティクとして知られる殊勝なる教えを発掘した。31 歳の時2 度目のリトリートにて3回に渡りロンチェンパから不可思議な顕れにより、1度目はロンチェンパの教えの全てを授かり、2度目はロンチェンパより教えを保持し布教する許可を授かり、3度目に2人の心が言葉を超え共になり、ロンチェンパの境地がジグメリンパの心に即座に生じた。
2度目のリトリートを終えた後、発掘から7年経ち仏法の宝であるロンチェン・ニンティクを近い弟子であるジグメ・ティンレー・オゼル(ドゥルプチェン・リンポチェ1世)とジグメ・ギャルウェー・ニュグ(パトゥル・リンポチェの師)に伝えた。ロンチェン・ニンティクはそれ以降チベットで広がりニンマ派の最も重要な瞑想修行法となっている。
その後、ジグメ・リンパは小さな隠遁瞑想所で過ごし、とてもシンプルなライフスタイルで多くの弟子を指導し、在家信者からの供養を慈悲と宗教行為の為に用いた。例えば、彼の生涯に渡る行為は屠殺人や狩人から動物を買い、放すことであった。彼の生涯は、経典に描かれているような模範的な偉大なる菩薩の品格を持つ御方であり、それは彼の著作に示されている。彼は自伝を著しており、そこから彼の暖かく慈愛に溢れ、明瞭で恐れなく、狡猾のない至高なる成就の慈悲と明瞭に溢れた品格を垣間見ることが出来る。
「私の知覚は少年のようになった、私は子供たちと遊ぶのがとても好きだ。でも品格の悪すぎる人々に会った時は、たとえ彼らが重要な宗教指導者や寛大な檀家であっても、彼らの欠点を躊躇なく直接突きつける。座ったり歩いたり、食べたり寝たり、何をしている時でも、私の心は究極の本質である光明の状態から決して離れることはない。私が仏法のためにすることは、たとえ不可能に見えても、それを円満に終えるよう固く誓う。」
彼の生活は至ってシンプルでありながら、並外れた学者であることに疑いはない。彼は「生まれながらの智者」であり、沢山学ばずとも教えを消化する能力と理解力を持ち合わせていた。彼は25編からなるニンマ・タントラを集成し、その歴史を構成した。涅槃に入られる際は9編の原典と埋蔵経典を残した。その中でもロンチェン・ニンティクは確かに最重要で良く知られているが、2部に渡るヨンテン・ズーは学問的な著作として最も称賛されている。



開催場所

チベット文化研究所東京都品川区西五反田2-12-15-401


お申込み


イベントチケット 金額(税込) 状態
全日参加 ¥27,000 終了
会員 ¥23,000 終了
一回のみ ¥4,000 終了
募集期間:〜2018年5月26日(土) 14:00

イベントは終了しました



RSS

終了
イベント参加 0/50

もっと見る