〈 グルジェフ 哲学から考える〉 苦しみの変容 ~第一回 苦しみとは何か~
2022年7月1日(金) 19:00〜19:40
日常の中で、私たちは生き辛さを感じています。グルジェフ氏の文献を土台にして、生き辛さを考えいくイベントです。今回のテーマは「第一回 苦しみとは何か」です。
イベント形態 | オンライン |
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Webセミナー | Zoom |
料金制度 | 無料イベント |
ジャンル | > |
タグ | 自己啓発 哲学 読書会 自己発見 オンライン 心理学 精神世界 生き辛さ 生きづらさ グルジェフ |
事務局 | 生きづらさ を見つめる@グルジェフ氏の哲学読書会 お問合せ ※当イベントは上記の事務局によって企画・運営されており、(株)こくちーずは関与しておりません |
主催グループ | 精神世界 ー グルジェフから学ぶ会 |
イベント詳細
私たちは毎日の生活の中で、生きづらさを抱えています。
グルジェフ氏の哲学を土台にして、その生きづらさと向き合い、その関係性を研究するための読書会です。読書会では各自の経験をもとに感想を話し合うことを大切にしています。
私たちはグルジェフ氏の教えを探求し、自分達を知ろうとトライしているグループです。宗教団体ではありませんが、宗教に対して敬意を払っています。
Zoomでのオンライン開催を予定しており、申し込みがありましたら、URLをお送り致します。
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結果レポート
7/1 読書会<苦しみの変容 第一回 苦しみとは何か〉
読書会を毎月隔週で実施しています。どなたでもご参加頂けます。
2022年7月1日 · 読書会レジュメ
※何故苦しみは存在するのか 奇蹟を求めてp476
「……そのうえ、全体的な福祉や平等に関するこれらの理論はみな実現しえないだけでなく、もし実現されれば致命的なものになるだろう。自然界のあらゆるものはそれ自身の目標と目的をもっており、人間が不平等であり、その苦しみが不平等であることにもまたその目標と目的があるのだ。不平等の破壊は進化の可能性の破壊を意味する。苦しみをなくすということは、第一に、人間がそれゆえに存在している一連の知覚全体を殺すことであり、また第二には〈ショック〉の破壊、つまり状況を変えることのできる唯一の力を破壊することになる......」
※二種類の苦しみ
〈グルジェフ・弟子たちに語る p149〉
「......苦しみはいろいろな種類であり得る。初めに、二つの種類に分類しよう。第一は、無意識の苦しみ、第二は、意識した苦しみである。第一の苦しみからは何も生じない。たとえば、パンを買う金がないので飢えに苦しむ。パンはあるが食べないで苦しむ。この方がよい。
思考、または感情のどちらか一つの中枢分類だけで苦しむと、精神病院行きになる。苦しみは調和的でなければならない。繊細なものと粗いものの調和がなければならない。さもないと、何かが壊れる.....」
◎機械的な苦しみ
〈奇蹟を求めて センター p182-183〉
「......〈空想〉はセンターの誤った働きの主な原因の一つだ......不愉快で病的なものに関する白昼夢は人間機械の不均衡性の目立った特徴だ。楽しい白昼夢はなるほど理解できるし、論理的に正当化することもできる。しかし不愉快な白昼夢は全くばかげたものだ。それでも多くの人々は人生の九割を、自分あるいは家族をおそいかねない不幸、かかるかもしれない病気や、耐えねばならないであろう苦悩などについての苦しい白昼夢を見ることで費やすのだ。空想と白昼夢は思考センターの誤った働きの一例である......」
奇蹟を求めてp245~248
「......最も一般的な場合、人は、他人が自分をどのように考えるか、いかに扱うか、またどんな態度を彼に示すかに自己同一化する。彼はいつも、人々は自分を十分に評価していない、自分に対して十分に礼儀正しく丁重でないと思っている。こういったことはみな彼を悩ませ、考え込ませ、疑わせ、あて推量や推測で多量のエネルギーを失わせ、人々に対する不信や敵対心を増大させる。他人が自分をどのような目つきで見るか、どう考えているか、何を言っているのか——こういったことがみな彼には非常に重要になってくるのだ.......これらすべてや、また他の多くのことも、単に自己同一化の一形態に過ぎない。このような考慮は完全に〈要求〉に基づいている。人は誰でも心の内では、自分がいかに注目に値する自分であるかを知るべきだと〈要求〉し、また自分の知性、美、賢明さ、機知、精神の存在、独創性、その他すべての性質に対して人々が絶えず尊敬、敬意、讃嘆の念を表明すべきことを〈要求〉している。この要求は、とても上品な身なりをした人々によく見られるように、自分自身に対する全く空想的な考えに基づいている。例をあげるなら、さまざまな作家、俳優、音楽家、芸術家、政治家たち、彼らはほとんど例外なく病人だ。彼らは何に苦しんでいるのだろう。まず第一に自分自身に対する途方もない判断、次に要求、その次に考慮、つまり、前もって自分に対する理解と尊敬の欠如に対して起こる準備ができていることに苦しんでいるのだ......」
苦しみを犠牲にする 〈奇蹟を求めて p427〉
「......前にも言ったように犠牲が必要だ。犠牲なしには何も得ることはできない......実際は、自分がもっていると想像しているが、本当はもっていないものだけを犠牲にしなければならない。つまり空想を犠牲にしなければならないのだ。しかしこれは彼らには難しい、大変難しい。実際にあるものを犠牲にする方がずっと簡単だからだ。犠牲にすべきもう一つのものは、苦しみだ。自分の苦しみを犠牲にするのもこれまた非常に難しい。人間はいかなる快楽でも放棄するだろうが、苦しみだけは手放さないだろう。人間は何よりも強く自分の苦悩に執着する。そのようにつくられているのだ。苦しみから解放されていない人、自分の苦しみを犠牲にしない人はワークを行うことはできない。苦しみについてはもっと後でたくさん言うことがある。犠牲なしでは何一つ獲得することはできないが、同時に、人は苦しみを犠牲にすることから始めなければならない。さあ、これの意味するところを解読してみなさい......」
自分は、毎日機械的な苦しみの中で流されてしまいがちです。苦しみを犠牲にできる強さが欲しいです。
開催場所
オンライン
お申込み
イベントチケット | 金額(税込) | 状態 |
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グルジェフ氏の哲学読書会 Zoom (締切日: 2022-7-1 18:30) |
無料 | 締切 |
イベントは終了しました
変更履歴
- イベント名を【〈 グルジェフ 哲学から考える〉 苦しみの変容 ~第一回 苦しみとは何か~】から【〈 グルジェフ 哲学から考える〉 苦しみの変容 ~第一回 苦しみとは何か~】に変更しました。2022年6月17日(金) 22:00
- イベント名を【〈 グルジェフ 哲学から考える〉 苦しみの変容 ~第一回 苦しみとは何か~】から【〈 グルジェフ 哲学から考える〉 苦しみの変容 ~第一回 苦しみとは何か~】に変更しました。2022年6月17日(金) 22:00
- イベント名を【グルジェフ哲学から考える 苦しみの変容 ~第一回 苦しみとは何か~】から【〈 グルジェフ 哲学から考える〉 苦しみの変容 ~第一回 苦しみとは何か~】に変更しました。2022年6月17日(金) 21:50
イベント参加 | 1/5 |
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