北出貴則プロデュース『ポジショニング・シーティング・トランスファー』スクール オンライン全6回コース!!
2022年11月10日(木) 19:30〜21:00
“食事に関わるトータルな姿勢・活動へのリハビリ・ケア”~ベッド上の姿勢・移乗・車いす座位、歩行まで~
イベント形態 | オンライン |
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料金制度 | 有料イベント |
ジャンル | > |
タグ | 摂食 嚥下 嚥下リハビリ 食支援 理学療法士 PT 介護 福祉用具専門相談員 福祉用具 シーティングエンジニア |
事務局 | 株式会社WinWin お問合せ ※当イベントは上記の事務局によって企画・運営されており、(株)こくちーずは関与しておりません |
イベント詳細
【セミナーの主旨】
現在、食べることへの支援は、食事介助や姿勢調整、口腔ケア、食事形態調整など、様々な取り組みがなされるようになって来ました。
食支援を行う際に、対象者全員が、食べられるようになるとは限りません
全身状態や疾患、重度の障害により、食べられない方も当然います。
しかし、食べる事難しい場合でも、対象者への尊厳やQOLを忘れてはなりません。
今回、食支援のためのトータルな姿勢・活動へのリハビリ・ケアと題して、セミナーを企画しました。
食事ケアは、食事介助や口腔ケアといった場面で捉えるのではなく、ベッドの寝姿勢から起きて移乗し、車いすに乗って食事するといった、トータル的に生活全体を見据え、対象者及び介助者(家族等)の状態を考慮した上で、より良い食事支援が提供できると考えます。
是非とも、この機会にセミナーに参加して頂き、食支援に関わる姿勢・動作の繋がりやトータルな視点、負担や疲労の視点、リハビリ・ケア技術が身につくことに繋がれば幸いです。
【セミナーのポイント】
◇食べることは、単に口から食べるだけでなく、全身を使う
◇食事に関わるトータルな姿勢・活動の繋がりが分かる
◇食事環境が、対象者の姿勢・活動、心理に及ぼす影響が理解できる
◇食事環境が、介助者に及ぼす影響を理解できる
◇食事に関わるポジショニング、トランスファー、シーティング、食事介助、歩行支援についての知識と技術を習得
【プログラム内容】
★Day1【テーマ】:食事は、口から食べるだけではない!
開催日時:2022年11月10日(木):19:30―21:00(90分)
講師:北出貴則(理学療法士)
- 食事は、口から食べるだけでなく、意外と全身を使っている
- 食事場面だけでなく、食事に関わる姿勢・活動の影響も考える
- 食事は、食事環境の影響を受けている(ICFの観点)
- 食支援では、心身への負担を考える必要がある
※質疑応答およびディスカッション
★Day2:【テーマ】:ベッド上の姿勢・活動を支援するポジショニング
開催日時:2022年12月8日(木):19:30―21:00(90分)
講師:永吉恭子(作業療法士)
- 食事ができる準備を整える
- ベッド上の姿勢・活動に影響を与える要因を考える
- ベッド上での食事姿勢のポイント
※質疑応答およびディスカッション
★Day3:【テーマ】:食事を支援する移乗ケア
開催日時:2023年1月12日(木):19:30―21:00(90分)
講師:笠原聖吾(理学療法士)
- ユーザー視点で、快適な食事のための、環境・尊厳を考える
- 評価の重要性〜食事提供場所・身体機能・移乗方法・意欲など〜
- 場面と場面を繋ぐ、様々な移乗方法
- おざなりになりがちな、介助者の健康を護る視点
※質疑応答およびディスカッション
★Day4:【テーマ】:椅子・車いすの姿勢・活動を支援するシーティング
開催日時:2023年2月9日(木):19:30―21:00(90分)
講師:高本晃司(作業療法士)
- 「目指すべき食べるための姿勢」とは?
- 「食べやすい姿勢のポイント」とは?
- 「何故そのポイントが大切なのか?」を体感しよう。
※質疑応答およびディスカッション
★Day5:【テーマ】:その人に合わせた食べることを楽しむための食事介助
開催日時:2023年3月9日(木):19:30―21:00(90分)
講師:藤澤美江(摂食嚥下障害看護認定看護師)
- 「何かおかしい」は負担・負荷のサイン!しっかり観察して介助方法を考える
- 栄養摂取か楽しみか、対象者ごとの食事をすることの目的と目標を考えて介入する
- 一日の生活の中での食事を考えてチームで介入する必要がある
※質疑応答およびディスカッション
【講義詳細(予定)】
- 自分が普段どのように食事をしているかは当たり前であまり考えないが、対象者が食べにくそう、上手に食べられていないと「何かおかしい」と感じる場合、その対象者は食事に対して何らかの負担・負荷がかかっている可能性があるサイン。
麻痺や姿勢の問題や、全身状態や環境の影響など様々なポイントの観察が必要になる。
- 経管栄養は悪者というイメージがあるのか、家族は経管栄養の選択に消極的。寝たきりの方の延命目的であれば悪者になる可能性もあるが、必要な人には適切に選択されるべきもの。大切なことは、その人が食事を摂ることの目的とゴール。リハビリを強化しているのであれば栄養は必須であり、終末期の方であれば楽しみとしての食べることをサポートすべき。
- 食事は食事場面だけでなく、一日の生活の中にも負担・負荷が存在する。リハビリや排泄動作などの活動や睡眠などの休息。それら全てが食べることに影響することを、チーム全員が共通認識として観察し介入していくことが大切。
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★Day6:【テーマ】:食事場所へ移動するための支援(歩行等)とスクールまとめ
開催日時:2023年4月13日(木):19:30―21:30(120分)
※各講師交えてのディスカッションのセッションがあります
講師:北出貴則(理学療法士)
- 食事するには移動が必要
- 移動手段の状態・状況
- 歩行等の移動の安定性と安全性
- 移動補助用具(杖、歩行器等)の活用と誤用症候群
- 食事することを考えた移動の支援(快適性と負担を考える)
※質疑応答およびディスカッション
◆セミナーは90分(講義:70~75分で、質疑応答とディスカッションを15~20分)
【講師のご紹介】
- 北出 貴則(きたで よしのり)先生/理学療法士
(理学療法士、生活環境専門理学療法士、福祉用具プランナー)
現在、 医療法人誠佑記念病院 診療技術部 リハビリテーション室 室長
1989年行岡保健衛生学園医学技術学校リハビリテーション科卒業
姿勢・活動ケア研究会 代表
摂食嚥下障害看護認定看護師教育課程日本赤十字広島看護大学特別講師
NPO法人和歌山口腔ケア&摂食・嚥下研究会理事
POTT(ポジショニングで食べる喜びを伝える)プロジェクト・研究会理事(全体アドバイザー)
和歌山国際厚生学院理学療法学科非常勤講師
第16回日本褥瘡学会学術集会の教育講演・シンポジウム・WOCN講座講師
第23回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術集会のスキルアップセミナー講師
福祉用具(車いす、褥瘡予防、食事支援用具)の共同開発実績多数
「書籍」
・祖父江正代,近藤まゆみ編集,北出 貴則:「がん患者の褥瘡ケア」,第2章褥瘡ケアの基本, “ポジショニング・シーティング”,日本看護協会出版会。2009
・迫田綾子編著、北出貴則著: 図解,誤嚥を防ぐポジショニングと食事ケア,“食事のはじめからおわりまで”.株式会社三輪書店,2013.
・北出貴則監修:明日から役立つ、ポジショニング実践ハンドブック, アイ・ソネックス株式会社.2014
・北出貴則監修:明日から役立つ、おいしく食べるための「姿勢づくり,アイ・ソネックス株式会社.2015
・田中マキ子,北出貴則,永吉恭子著:トータルケアをめざす褥瘡予防のためのポジショニング,照林社,2018年10月
・中條俊夫総監修、北出貴則著:床ずれ予防コンパクトガイド,vol.6(P25-28),㈱ケープ.2021
【開催概要】
[定員]
30名
[対象]
病院・施設・在宅
医療・介護・福祉職など
開催場所
オンライン
お申込み
イベントチケット | 金額(税込) | 状態 |
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参加チケット | ¥4,950 | 終了 |