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墓場に《響く》鎮魂の歌

Name: 墓場に《響く》鎮魂の歌
Start: 2022-05-07T20:30:00+0900
End: 2022-05-07T21:30:00+0900
Location: オンライン
Rating: 4

【仏教アカデミー2022☆春】2022年5月7日(土) 20:30〜21:30

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仏教を聞く場所は「お墓や葬式」で、説かれた相手は「死人」だと思っていませんか ? 本当は「講座」にて、「自分の耳」で聞くものです !

イベント形態	オンライン
Webセミナー	Zoom
ライブ配信	Facebook Live
料金制度	無料イベント
ジャンル	心理学／スピリチュアル > その他哲学・心理学
タグ	仏教幸せブッダ平家物語法然上人九条兼実歎異抄親鸞聖人
事務局	おかやまBuddhismカフェお問合せ ※当イベントは上記の事務局によって企画・運営されており、(株)こくちーずは関与しておりません

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イベント詳細

仏教アカデミー2022年☆春
時を越え、≪響く≫メッセージ

(第5回)
墓場に《響く》鎮魂の歌

『平家物語』は軍記物の最高傑作とされ、華々しい合戦や、敵味方を超えた人間模様を活写して、後世の私たちに伝えています。
では、この作品はいったい「誰が」、「何のために」書いたものだったのでしょうか？

約100年後に成立した『徒然草』には、
「信濃前司行長」の作だと書かれてあります。
そして、天台座主(ざす)の慈円の支援を受けて完成し、盲目僧の生仏に語らせたと記述しています。

慈円とは、天台宗のトップに長らく君臨した人で、慈鎮和尚とも呼ばれます。
歴史書『愚管抄』を著したことでも知られ、関白・九条兼実公を兄に持ちます。

兼実公は平家の滅んだ翌年に摂政、1191年に関白となりますが、その絶頂期に長男を病で亡くし、世の無常を知らされます。
そんな折、智恵第一と謳われた法然上人から教えを聞き、熱心な信奉者になりました。
たびたび法然上人を自邸に招き、家族にも仏法を聞かせていました。
兼実邸の家司(家政職員)で、漢詩文に優れた『下野守藤原行長』という人があり、この人を『平家物語』の作者だとする説が今では有力になっています。

弟は国家仏教の権威、自身は政治の中枢にありながら、兼実公は新仏教を切り開いた法然上人を陰に陽に支え続けました。

つまり、『平家物語』は仏教の教えを根底にして書かれたもので、戦を美化する軍記物とは一線を画します。
と言っても、天台宗・慈円の元で制作されたことを考慮すると、それはあくまで祈祷や写経、読経、修行の仏教と言えます。

有名な『耳なし芳一』の怪談に、その特徴がよく表れています。

「壇ノ浦の戦いのくだり」を弾き語りする芳一。それを涙を流して聞く武士。
(実は、芳一のいた場所は墓場で、無数の火の玉に囲まれていた！)
和尚は怨霊に取り憑かれた芳一を助けようと、体中にお経を書いてやった。
だが、耳だけ書き忘れたため、もぎ取られてしまう┅。

法然上人の教えた仏教は、
「墓場」で「死者」に向けたものではなく
「講座」で「大事な耳」で聞くものです。

その教えは庶民の間に急速に広まっていき、今日に至るまで私たちに多大な影響を与え続けています。

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◆日時◆5月7日(土) 20:30~21:30

◆講師◆ 池田正子先生

新潟県・長岡市出身。
大学では保育と福祉を学ぶ傍ら
仏教の奥深さを知らされて仏教講師に。
応援団で培ったという透き通るような声で
子供から大人まで幅広い世代に、分かりやすく教えてくれます。
笑顔がステキで、優しく親しみやすい、
カラオケが好きな先生です。

◆受講方法◆ zoomミーティング

◆参加方法◆
まずは、お申し込みください！
追って、zoomのURLをお送りいたします。

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