副校長先生を元気にする意見交流会

１　内容　

 学校のナンバー２である副校長先生は、学校を切り盛りする存在です。

決定権者の校長を支え、先生方の相談役になり、実際に授業をする場合も。

学校で問題が起きれば、最前線で当該教員とともに対応に当たります。

文書処理、渉外、保護者対応もあり、半端ではない仕事量を抱えています。

 スポーツ界を見ても、高校野球の強豪横浜高校には、名将渡辺元智監督を支える名参謀・小倉清一郎氏がいました。また、本田技研工業の本田宗一郎氏と名参謀・藤澤武夫氏の関係も有名です。 表に出るのは、監督やトップの経営者ですが、彼らを支える存在があってこその組織運営だったのです。

 

副校長先生は、監督である校長の下、見えないところで最重要実務に奔走する参謀・ヘッドコーチと言えるのではないでしょうか。

 しかし、副校長先生の激務が問題視されて久しいですが、中々改善されません。

そこで、改善を待ちつつ、主体的に困難を乗り越える考え方、姿勢を身に付けてみてはいかがでしょうか！？

副校長先生の能力が最大限に生かされることで、学校現場は活性化します。教職員生き生きと働き、相乗効果で組織は活性化します。また、校長も気持ちよく正しい判断を下していくことで、組織に安定感が生まれ、児童生徒、保護者、地域からの信頼につながっていくことでしょう。

 

副校長先生の立場とは、それほど重要なのです。言い方を変えると、組織の要・扇の要だと、私は考えます。

だからこそ、副校長先生が心身共に健康で、明るく働くことができるように、今回の意見交換会を企画しました。

 

◆副校長先生、こんなお悩みありませんか

・日々の激務で、心身共に辛い。

・休日出勤をしても仕事が終わらない。 ・理不尽な学校長の下、苦しい。

・学校長と教職員の板挟みとなり苦しい。 ・立場上、上からの理不尽な要求も教師員に下ろさねばならず辛い。

・昇任した途端、かつての同僚が離れていった。

・自身の教育の理想を実現していく自信がなくなった。

・もう降格したいと悩んでいる。

 

◆副校長先生、悩みに対して、以下のようにされていませんか？

・すべてを一人で抱え込んでしまう。

・自分の能力不足だと自分を責めてしまう。

・毎日誰かに愚痴を吐いてしまう。

・心身の不調があっても仕事を休まない。 ・「副校長は上に意見することはできない」と決め付けている。

 

◆悩み解決のために

これらの悩みを解決するために、「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」を基にした意見交流を深めていきます。

ソリューション・フォーカスト・アプローチ（SFA）は解決志向型であり、「どうありたいか？」、「どうすればよいか？」に焦点を当てていきます。

 副校長先生御自身の中にある能力を整理し直し、悩みの解決の種を見出しましょう！

 そして、ヘッドコーチとして教師集団を引っ張るための考え方を習得につなげていきましょう！

 なお、一人で考えるのではなく、他者と意見を交流させて、「うまく行っていること」から道を見出すことができるのも本交流会の特徴です。

 

【この交流会の効果】

・副校長としての目的を見つめなおすことができる

・学校長、教職員に対してより伝わる表現方法が理解できる。

・ヘッドコーチとしての覚悟を持つことができる。

・副校長として生かせる強みを認識することができる。 ・周囲を巻き込んだ理想の学校作りの手法が分かる。

 

※副校長以外の先生方、その他の方も、組織でのコミュニケーション、協働について学ぶことができます。

 

【プログラム】 

（１）１３：００～１３：１５・・・アイスブレイク（自己紹介含む）

（２）１３：１５～１４：５５・・・悩みの共有、意見交流

　　　　　　　　　　　　　～休　憩～

（３）１４：００～１４：４５・・・ソリューション・フォーカスト・アプローチによる解決に向けた意見交流

（４）１４：００～１５：００・・・振り返り

 

【参加者の声】 

※私が実施するコーチング・カウンセリングを受けていただいた副校長先生、教頭先生の御意見です。

➀中学校副校長 ５０代（女性） ワンマンな学校長に日々罵倒される毎日。帰宅後は毎日泣いていました。カウンセリングを受けて、自分を責めていた行為こそ理不尽だと考えるようになりました。そして、私の中にある授業力に目をやり、担任が不在の際などに積極的に授業に入るようにしました。すると、自分は「教師」であるという当たり前の事実に気付き、日常にも張りが出てきました。私が変わったことで、学校長からの罵倒も激減しました。理由はどうでもいいです！とにかく、今は毎日が充実しています。校長を助け、教職員と共に生徒が輝く学校創りに邁進しています。

 

➁　小学校副校長４０代（男性） 私なりの理想があり40代前半で副校長になりました。しかし、職場の年上の教職員の嫌がらせがひどく、降格したい思いに駆られるようになりました。ソリューション・フォーカスト・アプローチで、私が組織作りに関しては、学生時代からかなり効果を上げてきたことに気付きました。そして、その力を発揮すべく管理職を目指したこともはっきりと思い起こせました。

そこから、私は変わりました。嫌がらせと言っても一部の教師のみ。そこで、自分の教師としての目的を捨てるなどもったいない、と。自分が見るべきところは、もっと先だということに気付いたのです。攻撃対象となった、自分の「若さ」も強みとして、これからの学校教育を充実させるために使っていきます。

 

 

２　日時 　３月３日（日） １３時００分～１５時００分

 

３　対象

　（１）学校の副校長先生、教頭先生。

　（２）副校長先生、教頭先生を元気にしたいと考えている方ならどなたでも

 

4　会場 

JR新宿駅近郊会議室（徒歩５分）※お申し込みの方にお知らせします。

5　持ち物 　　筆記用具 　

 

6　料金 　 3,000円（税込） 　当日、現地でお支払いください。

（※御都合がわるくなり欠席される場合は、必ず御連絡ください）

（連絡先：mail@hirasankiai.com）

 

7　司会進行・ファシリテーター 　　

平田　洋典 　

◇元公立学校教員（長崎県4年、東京都１２年）

◇日本心理セラピス ト協会認定　上級セラピスト 　

◇日本心理セラピス ト協会認定　ヒプノセラピスト

◇URL:https://hirasankiai.com/

教師生活16年間で、「当たり前のことを当たり前にこなす」ことをモットーに、教科指導、学級運営、生活指導、部活動指導に励む。その中で成果をあげつつも、長時間労働や理不尽な圧力を経験してきた。それでも、信念をもち教師としての日常を大切にして、多くの感動を得てきた。

人として尊敬できる管理職との出会いも複数あった。

これらの経験をもとにして、悩む先生方の目的達成のために、「心の在り方」について適切な指導助言をするコーチング・カウンセリングを施す。そして、教師としての強固なマインドの在り方、また、その礎となる人としての在り方を伝えていく。そうすることで実直な先生方が、不当な圧力、理不尽な圧力で苦しむこと、教師の世界から離れることを防ぎ、輝く教師人生の道筋を作ることに力を注いでいる。