【臨床心理士・公認心理師・看護師・ソーシャルワーカー向け】心理相談(カウンセリング)の始め方(全4回)

心理相談の技術・手順・態度を身につけよう

我々の心はいつも動いています。目に見える振る舞いや言動の奥には目に見えない心の動きがあります。教室に入れない児童生徒、子どもが言うことを聞かないと怒る親御さん、自分を傷つけることをやめられない患者さん、皆、心の中で何が起きているのでしょうか?

心理相談は、目に見えることを入り口に、相手との対話を通して、目に見えない心がどう動いているか、何が起きているかを理解し、その心に働きかけるための相談です。話を聞いてもらってすっきりする。これも心の動きの一つですが、もっともっとやれることがあります。

心理相談には、原理があり、技術があり、それを可能にするための態度があります。それらの一番の基礎を学び、実践できるように練習するための初心者向けのクラスが「心理相談の始め方」です。面接の最初に何を言えばいいのか、話をどう聞いていけばいいのか、なぜそうするのか、そういったことから学ぶことができます。

現場で働くための基礎作りを皆で一緒に始めましょう!

コース内容

第1回(5/28):心理相談はどう役立つのか?
• 心理面接の始め方1:心理相談とは?:目的と期待される効果
• 心理面接の始め方2:心の世界に関心を持つ:心理学的心性

第2日目(9/10):助けを必要とする人にどう会うか?
• 心理面接の始め方3:ファーストコンタクト:安全空間生成・臨床的態度・サイコロジカルコンタクト
• 心理面接の始め方4:初回面接:相談者は何を訴えているのか?:主訴の聴取と記述の技術

第3日目(12/10):相談者の問題を理解する面接
• 心理面接の始め方5:何が問題か?
• 心理面接の始め方6:面接データからアセスメントする

第4日目(3/10):根拠のある対応
• 心理面接の始め方7:問題はなぜ起きているのか?
• 心理面接の始め方8:問題はどのように改善可能か?

講師

花井 俊紀(研究所ファカルティ)
山下 由紀子(研究所セラピスト)

メイン講師紹介：花井 俊紀
PAS心理教育研究所 ファカルティ・サイコセラピスト 
吉祥寺心理教育研究所 代表・サイコセラピスト

略歴
国際基督教大学大学院博士後期課程中退 臨床心理士資格取得後、EAP、精神科クリニック、学生相談の分野での勤務を経験
現在の専門は、1ひきこもり、2⻑期に渡るうつ状態・適応障害、3自傷・自殺などの自己破壊、4心の傷(トラウマ)による不調、5思春期・⻘年期の不登校・心身の不調の改善のための心理療法

受講資格

１）臨床心理士・公認心理師・看護師・精神保健福祉士
２）1の受験資格取得（受験準備者）
３）1に関する大学院生

会場

PAS心理教育研究所（東京都目黒区駒場2-8-9）