【プロセス・タスクマイニング】DX化による業務改善から内部監査部門への活用

企業におるDX化（デジタルトランスフォーメーション）が叫ばれる中、プロセス・タスクマイニングというツールが注目されています。プロセス・タスクマイニングは、基幹システム、Excel、Word、OutlookといったアプリケーションやWebブラウザを利用した業務を可視化して、業務改善の促進やITシステムの評価ツールとして開発されたものになります。最近、このプロセス・タスクマイニングを内部監査へ活用しようとする試みがあり、DX化の流れと相まって注目されつつあります。
プロセス・タスクマイニングは、基幹システムやパソコンの操作ログから業務フローチャートを自動生成して可視化するツールです。プロセス・タスクマイニングの利用により、業務プロセスの可視化を実現し、ホワイトカラーの生産性を可視化することができます。このためプロセス・タスクマイニングを利用して業務改善やシステム改善へ積極的に取り組む企業が増えています。一方、内部監査は、業務経験や経理、労務、ITといった専門知識が求められる業務であり、非常に属人性の高いエリアです。そのような内部監査においてもDX化の流れは迫ってきており、新たな内部監査の進め方としてプロセス・タスクマイニングの活用が注目されています。
今回は、『【プロセス・タスクマイニング】 DX化による業務改善から内部監査部門における活用』と題し、プロセス・タスクマイニングとは何か？その基礎からDX化による業務改善で期待されるメリット等を解説するとともに、内部監査やJ-SOXツールとしての活用可能性について検証いたします。

■プログラム.1：【DX業務改善】業務可視化・分析ツールとしてのプロセス・タスクマイニング
取締役・コンサルティング事業責任者　塩野 敬

プロセス・タスクマイニングでは、業務プロセスやパソコン作業に関連するKPI情報をモニタリングすることができます。例えば、受注から入金までの一連の業務フローを可視化して、プロセス件数や所要時間、差し戻し件数といった情報を基幹システムから収集する一方、パソコンで利用しているアプリケーションやファイル、作業時間等の情報を収集して、パソコンを使った作業を網羅的に可視化することもできます。
　当プログラムでは、プロセス・タスクマイニングとは何か？その基礎から内容、活用メリットまで解説するとともに、業務可視化・分析ツールとしてのプロセス・タスクマイニングをご紹介いたします。

■プログラム.2：【DX内部監査】内部監査・J-SOXツールとしてのプロセス・タスクマイニング
講師：代表取締役社長　公認会計士・税理士　奥川 透

どの企業でも内部監査部門のリソースに困っており、ノウハウや経験がないまま監査の対応を強いられているのが実情です。プロセス・タスクマイニングは業務可視化・分析ツールとして開発されたものですが、このツールを活用することで内部監査部門が抱える課題を解決できると期待されています。プロセス・タスクマイニングの活用により、人的リソースを補完しつつ監査の対象範囲を拡大させていくことが可能です。
　当プログラムでは、内部監査部門における課題とDX（IT）を利用した課題解決の方向性を解説するとともに、内部監査・J-SOXツールとしてのプロセス・タスクマイニングをご紹介いたします。

※事前の告知無しにプログラム内容を変更させていただく場合がございます。
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