【集団精神療法セミナー】適応障害グループセラピィ技法 基礎コースⅠ

適応障害を克服するグループセラピィ（集団精神療法）

適応障害は、急性適応障害、持続性適応障害の識別を明瞭にし、急性適応障害を、長引かせることなく適応生活の向上へと展開させなければならない。

適応障害の遷延化が、複雑性のトラウマを形成し問題を難しくする可能性を大きくする。明確な適応障害に対応する心理療法プログラムは、我が国では十分に普及していない。

障害 (disorder)と言えるものなのか反応状態(reaction)なのか、診断とアセスメントの識別性を明瞭にし、的確な臨床的初動対応がなされなければならない。そうすることによって、持続性適応障害の本態もより明瞭になるであろう。

ストレス耐性の弱さのために生じる急性適応反応を遷延させると、リアリティからの撤退をうつ症状とともに慢性化させる危険が多々ある。自殺企図や重篤な社会恐怖、引きこもりの予防のためにも、的確な適応障害のカウンセリングやセラピィプログラムの普及は急務である。

当トレーニング基礎コースは、適応障害の初動臨床３ヶ月から徹底操作臨床６ヶ月を展開し、適応障害を機に自分の人生の立て直しを図る「適応セラピィ(adjustment therapy)」をできるようになっていく第一段階の研修・トレーニングを行うものである。

この基礎コース１を皮切りに、実際に自分一人で実践ができるようになるまでのトレーニングを続けて受けることができる修了証を授与する。

講師：小谷 英文

博士（臨床心理学）。臨床心理士。
PAS（パス）心理教育研究所 理事長。国際基督教大学 名誉教授。
国際力動的心理療法学会 理事長。
元日本集団精神療法学会理事。

【講師よりメッセージ】

『専門家が不要であるかのような時代になった今！専門家は辛いよと、寅さんの思いを持ってタフな仕事をしている人！来ないかい！寅さんこそは、不適応障害を見事に立ち直らす専門家でしたな！！』

日程

2022年8月20日（土）・21日（日）
両日とも13:00-16:00

※すべての時間参加のこと

開催場所

大学セミナーハウス

JR 八王子駅 ・ 京王線北野駅 ・ 京王南大沢駅より路線バス利用  「野猿峠」 バス停下車