寺子屋・歴史トーク(旧 歴史トークカフェ)第1回
2016年7月9日(土) 10:00〜12:00
歴史を学び、歴史を語れるようになるための学習の場です。その時代、その場所に生きていた人々の気持ちになることで初めて見えてくる歴史の深みを学びます。
会場 | つくば市民大学 |
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住所 | 茨城県つくば市東新井15-2 ろうきんつくばビル5階(駐車場はありませんので、車でお越しの場合は近隣の有料駐車場をご利用願います。) 地図 |
料金制度 | 有料イベント |
ジャンル | > |
事務局 | 歴史学習コンサルタント 平井光之 お問合せ ※当イベントは上記の事務局によって企画・運営されており、(株)こくちーずは関与しておりません |
イベント詳細
1.基本コンセプト
いくら英語やビジネススキルを勉強しても、自分の国の歴史や自分たちが歴史の中で培ってきた文化や価値観について語れないままでは、国際社会では対等に扱われません。はっきりいって「話しても何の文化的知見もないやつ」として馬鹿にされるでしょう。
また、世界の宗教に無関心なままでは、宗教が生きる基盤となっている西欧人やイスラム圏、インド人などとのビジネスの信頼関係もうまく構築できないのは当然です。
これらの視点が戦後の日本の学校教育において欠落している一番大きなポイントです。
日本人は日本列島という大陸から海で隔てられた特殊環境の中で、世界でも例外的に異民族同士の対立抗争が少ない平和な社会を構築してきました。
そういう環境に育まれた自分たち日本人の価値観は世界でも極めてユニークなものであるということにまず、我々日本人自身が気づく必要があります。
その時代、その場所に生きていた先人たちの気持ちになることで初めてその深い意味が身に染みるのが歴史というものです。古代から現代までの日本人の歴史、世界の宗教の根源、そして現代の国際社会を読み解く知恵について皆さんと考える場として、私は2013年1月に、つくば市民大学内において「歴史トークカフェ」を立ち上げました。
原則として毎月第二、第四土曜に開催を続け、参加者のみなさん、つくば市民大学のスタッフのみなさんのおかげをもちまして2016年6月末時点で80回となりました。
2016年7月より、つくば市民大学の運営方針の変更をよいきっかけとして、これまでの「歴史トークカフェ」をリニューアルして
①これまでより幅広い年齢層の方々に参加していただける
②参加者のみなさんが体系的に日本人の歴史や世界の宗教・文化を理解できて、それをビジネスや日常生活における発想の転換に生かしていただける
③参加者のみなさんが自ら歴史の伝道者、語り部としてまわりの方々や次世代を担う人たちに日本人の歴史の知恵や世界を見る深い知見を伝えることができるようになっていただく
などを目指して、ここに「寺子屋・歴史トーク」を立ち上げました。
2.「寺子屋・歴史トーク」が目指すこと
「国際社会を動かしている根源的価値観や日本人の歴史を学び、それらを生き生きと語れる人材を育成する寺子屋」
3.「寺子屋・歴史トーク」で何をやるのか
1)その時代に生きていた人々の気持ちに寄り添った歴史の再発見
3年半、80回の歴史トークカフェで参加者のみなさんとともに積み上げてきた知見を体系的に整理しなおし、日本人として国際人として理解すべき分野ごとに集中的に討議します。
このことによって、概ね6回(3か月)の受講によって、分野ごとの理解を深められるようにする
2)講座で扱った内容について参加者各々が理解した内容、あるいは独自の発想についてグループ討議の後、短いスピーチを行うことにより、自らが語る立場であることを意識した理解の深化と語り部能力の涵養をめざす
4.分野分類
Ⅰ.日本人の歴史
Ⅰ-1)日本人の起源および日本人の底流に流れる感性について
Ⅰ-2)日本の神話・物語から読み取れる歴史の深層および日本人の源思想
Ⅰ-3)貴族の時代に生きた人々の価値観とは
Ⅰ-4)武士とは何か、そして彼らが築いた現代日本社会の基盤とは
Ⅰ―5)明治維新から太平洋戦争に至る進歩と暴走の物語
Ⅰ-6)日本にとって敗戦とは何だったのかを考える
Ⅰ-7)現代日本人が考え直すべきこと
Ⅱ.世界の中の日本
Ⅱ-1)国境問題、近隣諸国との関係を歴史的に考える
Ⅱ-2)グローバリズムと現代の国際紛争について
Ⅲ.宗教・哲学・文化について考える
Ⅲ―1)宗教を除外して世界を語ることはできない
Ⅲ-2)日本人の信仰とは
Ⅲ-3)宗教と科学、ビジネスの関係
Ⅲ-4)感性を磨くこと、そして大人になることについて
5.歴史を語り継ぐ人材の育成
1)「語り部」に求められること
・日本人であることへの深い関心があること
・科学や合理主義は大切だが、人間の歴史や社会生活を理解するには、それだけでは説明できない何かがあるという確信があること
・祖先たちが紡いできた歴史を語り継いでいくことを疎かにしてはいけないという強い思いがあること
・自分はこの世に生かされているという感覚、この世のために、幾ばくかでもよきことを贈与する義務が自分にはあるという感覚がなければ、語りに説得力は生まれない
2)「知識」と「ノウハウ」の習得を超えた何かについて
・歴史や宗教に関する知識をいくら頭に詰め込んでも、そしてそれをオーラルでしゃべる訓練を積んでも、それだけでは人の心には届かない
・自分の経験に照らした「たとえ話」の重要性を認識し、自分なりのストーリー構成が自在にできることが望ましい
・聴衆の表情や理解度に応じ、彼らの心に訴えかける語りの追求
・単に、カリキュラムを消化すれば、自動的に「語り部」になれるわけではない
・答えのない道を自分なりの方法で追求し続けるという気持ちがなければ、何も学べない
6.こんな方々に・・・
1)ビジネス社会で生き方に確信が持てずに悩んでいる方々
2)将来に漠然とした不安があり、自分が何をめざしたらいいのかわからない学生の方々
3)大人としての世界の見方を、改めて学習しなおしてみたいシニアの方々
4)歴史をしっかり次世代に伝えていく使命が自分にはあるとお考えのあらゆる年齢層の方々
7.開催要領
1)開催日時
毎月第2、第4土曜日 10:00~12:00(12月は第2土曜のみ)
2)開催場所
つくば市民大学(http://tsukuba-cu.net/index.html)
3)受講費用
1000円/回
4)主催者紹介
平井光之(歴史学習コンサルタント)
1957年名古屋市生まれ、
名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了
元㈱間組技術企画部長、環境修復営業部長
技術者として半生を過しながら、歴史と宗教を学ぶことの楽しさと重要さに目覚める。キリスト教の聖地のひとつであるサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼(徒歩800km)、日本の聖地めぐりなどと並行して独学で日本人の歴史、世界の宗教を学習。
現在、歴史学習の楽しさを伝える活動を展開中。
主催者の過去の講演実績
①つくば市民大学内で「歴史トークカフェ」を主催
2013年1月~2016年6月に80回開催、日本人の歴史、世界の宗教、国際情勢等を中心に話題提供
②藝文学苑つくば教室にて講演
2013年秋季―――「読んでみるとおもしろい古事記」(全6回)
2014年春季・秋季―――「学校では教えない日本人の歴史」(全20回)
2015年春季―――「次世代に伝えたい日本の歴史と物語」(全10回)
2015年秋季―――「イスラム主義と民主主義の共存」(全2回)
「世界を覆うグローバリズム」の功罪(全2回)
「中国・韓国を理解するキーワード」(全2回)
2016年春季―――「〈古代〉女性の時代の人間ドラマ」(全3回)
「異文化から見た日本人のおかしさ」(全3回)開催中
「大人が知りたい、世界の成り立ち」(全3回)予定
③セカンドライフ協会にて講演
2015年2月より毎月開催中
④その他
自治体、学校、企業、団体等からの依頼で講演実施
開催場所
つくば市民大学(茨城県つくば市東新井15-2 ろうきんつくばビル5階(駐車場はありませんので、車でお越しの場合は近隣の有料駐車場をご利用願います。))
お申込み
イベントチケット | 金額(税込) | 状態 |
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寺子屋・歴史トーク(第1回)参加権 | ¥1,000 | 終了 |
イベントは終了しました
イベント参加 | 0/20 |
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