東京ラカン塾精神分析セミネール Radiophonie 読解
2017年6月9日(金) 19:30〜21:00
Lacan の1970年のテクスト Radiophonie の解説
会場 | 文京区民センター 2C 会議室 |
---|---|
住所 | 東京都文京区 本郷 4-15-14 文京区民センター 2 階 地図 |
料金制度 | 無料イベント |
ジャンル | > |
タグ | ラカン 精神分析 |
事務局 | 東京ラカン塾 お問合せ ※当イベントは上記の事務局によって企画・運営されており、(株)こくちーずは関与しておりません |
主催グループ | 東京ラカン塾 |
イベント詳細
Lacan の1970年のテクスト Radiophonie の読解を続けます.始めの三つの問いにおいて,質問者はもっぱら構造の概念に関して問い,Lacan は,精神分析においてかかわる構造は ontisch なものではなく ontologisch なものであることを説明してきました.
今回も,前回に引き続き,第四の問いとそれへの Lacan の回答を解説します.
La question IV : あなた (Lacan) は,こう言います – 無意識の発見は第二のコペルニクス的転回へ行き着く,と.何において無意識はあらゆる認識論をくつがえす鍵概念なのでしょうか?
精神分析においては認識論は問題になりません.しかし,「無意識」という語を用いる限り,「意識 - 無意識」の概念対のせいで,意識的な認識や知覚との対置において無意識が問われてしまうのは避けがたいことです.
Lacan は,しかし,認識論にはまったく触れず,「コペルニクス的転回」が差し徴す épistémologique な次元の問題,すなわち,知と真理との間の分裂としての主体の分裂の問題と,その構造としての存在論的トポロジーについて論じて行きます.
Lacan は幾度も être[存在],étant[存在事象],temps[時間]の三語を繰り返し,暗に Heidegger の『存在と時間』へ言及しています.否定存在論 [ l'ontologie apophatique ] の鍵概念である faille[裂け目]や trou[穴]についても論ぜられています.
東京ラカン塾精神分析セミネールへの参加のためには,事前の申込や登録は必要ありません.参加費は無料です.
テクストは各自用意してください.わたしの DropBox からフランス語原文,英訳,日本語訳,音声ファイルを download することができます.
会場は,いつものとおり,文京区民センター 2 階 C 会議室です.
東京ラカン塾主宰,精神分析家,小笠原晋也
開催場所
文京区民センター 2C 会議室(東京都文京区 本郷 4-15-14 文京区民センター 2 階)
お申込み
イベントチケット | 金額(税込) | 状態 |
---|---|---|
東京ラカン塾精神分析セミネール | 無料 | 終了 |