全国オルタナティブ協議会全国大会「精神病院のない社会」上映と討論会

13：20頃～15時頃
「精神病院のない社会」上映会
予告編　https://youtu.be/kTeeXMK37xM

映画のサイト
http://180matto.jp/

15：00～15：15　休憩

15：15～16：30　体験発表、討論会

精神医療の経験者、精神医療から卒業した人、支援者など、あらゆる立場のメンバーが、映画を見ての想いを語り、会場と討論会を行います。

私たちオルタナティブ協議会は、この国の精神医療と薬の問題、そして私たちの人権について、真正面から向き合い、「治療より快復を目指す」ことを目的として、全国各地で活動しています。私たちは常々、「精神病院にかわる仕組み」が必要であり、「精神医療に頼らない、別の選択肢」を増やすことを提言し、目指して来ました。
今年の全国大会は「ルポ・精神病棟」の大熊一夫さんが監督した新作ドキュメンタリー映画、「精神病院のない社会」の上映を行い、その後、当事者、精神医療から卒業した人、支援者など様々な立場のメンバーが経験談を語り、会場の皆さんと討論会を行います。

【　討論会　登壇者一覧　】
◆司会：中川(なかがわ)　聡(さとる)（全国オルタナティブ協議会代表）
家族が向精神薬による中毒死をしたことから、この国の精神医療と薬の問題を「市民として」徹底的に調査研究。「精神医療被害連絡会」を設立し国への要望書提出など精神医療改革の提言を行う。現在は市民を中心としたリカバリー（快復）を実践する、オルタナティブ活動を全国で提案している。

【　体験発表　】
◆中山(なかやま)　ほなみ（思春期病棟入院経験後、快復）
家庭環境により不登校となり、学校からのすすめで13歳の時に精神科を受診。その後思春期病棟へ入院。異常に管理される生活と大量の薬を処方され悪化し、入退院を繰り返す。通信制高校とフリースクールとの出会いから快復し断薬。現在は大学で栄養学を学ぶ。

◆鈴木(すずき)　徳子(のりこ)（当事者家族）
子どもの何度かの入院を経験。現在、子どものグループホーム入居を準備中。

◆山内(やまうち)　崇嗣(たかし)（愛知オルタナティブ協議会代表　　社会福祉士）
一般病院ソーシャルワーカーを経て高齢者、障害者、低所得など様々な分野を経験。2016年、精神科病院に退院支援で入った時、何十年も望まない入院をしている方がいる実情を目の当たりにし衝撃を受ける。以来メンタルヘルスに携わるようになり、理念の近い全国オルタナティブ協議会に辿りつき、同年より参加。現在は起業したメンバーと日々仕事をしている。

◆三橋(みつはし)　淳子(じゅんこ)（神奈川オルタナティブ協議会【オルかな】代表　精神保健福祉士）
医療と福祉で計20年の現場経験。2011年、担当していた利用者の突然死の第一発見者になったことで、長年疑問に思っていた精神医療や薬の問題に確信を持つ。2014年オルかなを立ち上げ。業界を批判するだけでなく、中で働く職員たちへの発信、研修を行う。