AL型授業研究会えひめ第5回総会
2022年6月25日(土) 14:00〜17:00
西岡加名恵先生(京都大学大学院教育学研究科・教授)をお招きして、「パフォーマンス評価」について1から学べる講演と授業づくりへとつなぐワークショップを開催します。
会場 | 松山市男女共同参画推進センター COMS |
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住所 | 愛媛県松山市三番町6丁目4番地20 地図 |
料金制度 | 有料イベント |
ジャンル | > |
事務局 | AL型授業研究会えひめ事務局 お問合せ ※当イベントは上記の事務局によって企画・運営されており、(株)こくちーずは関与しておりません |
主催グループ | AL型授業研究会えひめ |
イベント詳細
2017・2018年改訂学習指導要領では、①「知識・技能」、②「思考力・判断力・表現力等」、③「学びに向かう人間性等」という3つの柱で捉えられる「資質・能力」を育成することが目指されるようになりました。さらに、2019年3月文部科学省通知「小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について」において、高等学校でも「観点別学習状況の評価」を「目標に準拠した評価」として実施することが明確にされました。「目標に準拠した評価」とは、「単なる成績づけ」とは異なり、「目指すべき目標を問い直し、目標達成のために指導を行い、その経緯や結果について実態を把握すること、さらにはそれらの実態を踏まえて教育そのものを改善するダイナミックな営みのこと」を指します。
こうした状況の中、児童・生徒がリアルな状況において、知識やスキルをどのように使いこなしているかについて評価する方法である「パフォーマンス評価(具体的には、レポートやプレゼンテーションといったパフォーマンス課題や、ポートフォリオ評価法など)」が、高等学校においても本格的に注目されるようになってきています。
そこで、高等学校での新学習指導要領実施初年度の今年度総会では、京都大学大学院教育学研究科・教授の西岡加名恵先生を講師としてお招きし、「観点別学習状況の評価をどのように実践すれば良いのか?」という課題に対応するべく、パフォーマンス評価についての講演と、実践づくりへとつながるワークショップを開催することとしました。西岡先生の講演とワークショップを通じて、「評価のあり方」を一緒に学び考えてみませんか。
1 期日・場所
2022年6月25日(土) 14時00分~17時00分
松山市男女共同参画推進センター COMS(松山市三番町6丁目4番地20)
会場には駐車場の用意がございません。近隣の駐車場または公共交通機関をご利用ください。
2 プログラム
・14時00分~14時15分 第5回 総会(参加は任意です)
・14時15分~17時00分 パフォーマンス評価についての講演、実践づくりワークショップ
3 参加費等
参加費 2,000円(運営費・文具費等として)当日、受付にてお支払いください。
参加申込 このサイトから6月18日までにお申し込みください。
先着40名様までの申し込みになります。
京都府、愛媛県において緊急事態宣言、まん延防止等重点措置等がとられた場合はオンライン開催(この場合、参加費は無料)となります。
事前に下記をご一読いただいたうえで、ご参加いただくことをお勧めします(必須ではありません)。
https://view-next.benesse.jp/view_section/article01700/
パフォーマンス評価
パフォーマンス評価とは、一般的には思考する必然性のある場面で生み出される子どもの振る舞いや作品を手がかりに、概念の意味理解や知識・技能の総合的な活用力を質的に評価する方法です。それは狭義には、現実的で真実味のある「真正な」場面を設定するなど、子どものパフォーマンスを引き出し実力を試す課題を設計し、それに対する活動のプロセスや成果物を評価する、「パフォーマンス課題に基づく評価」を意味します。
また、広義には、授業中の発言や行動、ノートの記述から、子どもの日々の学習活動のプロセスをインフォーマルに形成的に評価するなど「パフォーマンスに基づく評価」を意味します。
パフォーマンス評価は、課題、プロセス、ポートフォリオ等における表現を手がかりに、子どもが実力を発揮している場面に評価のタイミングや方法を合わせるものと言えます。深く豊かに施工する活動を生み出しつつ、その思考のプロセスや成果を表現する機会を盛り込み、思考の表現を質的エビデンスとして評価していくのがパフォーマンス評価です。
(西岡加名恵・石井英真編著『Q&Aでよくわかる! 「見方・考え方」を育てるパフォーマンス評価』明治図書より)
パフォーマンス課題について
パフォーマンス課題とは、様々な知識やスキルを総合して使いこなすことを求めるような複雑な課題を言います。具体的には、レポートや絵画など、まとまった作品を求めるような課題や、プレゼンテーションや実験の実演など、一連のプロセスの実演を求める課題が当てはまります。
評価方法は単純なものから複雑なものまで様々あります。パフォーマンス課題は、最も複雑なものと位置づけられていますが、どの程度複雑であればパフォーマンス課題と言えるのかというはっきりとした区分があるわけではありません。その学年の子どもたちにとって挑戦的なレベルの複雑な思考・判断を求めるような課題であれば、パフォーマンス課題と言ってよいでしょう。
(西岡加名恵・石井英真編著『Q&Aでよくわかる! 「見方・考え方」を育てるパフォーマンス評価』明治図書より)
講師・西岡加名恵先生 プロフィール
京都大学大学院教育学研究科・教授。専門は教育方法学(カリキュラム論、教育評価論)。日本教育方法学会理事、日本カリキュラム学会理事、教育目標・評価学会理事など。「育成すべき資質・能力を踏まえた教育目標・内容と評価の在り方に関する検討会」委員(2012年12月~2014年3月)、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)支援事業の今後の方向性等に関する有識者会議」委員(2020年4月~2021年3月)なども務める。
主な著書に、単著『教科と総合に活かすポートフォリオ評価法』(図書文化、2003年)、単著『教科と総合学習のカリキュラム設計』(図書文化、2016年)、編著『「資質・能力」を育てるパフォーマンス評価』(明治図書、2016年)、共編著『教科の「深い学び」を実現するパフォーマンス評価』(日本標準、2019年)、編著『高等学校 教科と探究の新しい学習評価』(学事出版、2020年)などがある。
開催場所
松山市男女共同参画推進センター COMS(愛媛県松山市三番町6丁目4番地20)
お申込み
イベントチケット | 金額(税込) | 状態 |
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参加費 | ¥2,000 | 終了 |
イベントは終了しました
変更履歴
- 募集終了日時を【2022-06-18 23:59:00】から【2022-06-21 23:59:00】に変更しました。2022年6月12日(日) 10:27
- イベントチケット「参加費」のチケット販売枚数を【30】から【40】に変更しました。2022年5月30日(月) 17:08
- 定員を【30】から【40】に変更しました。2022年5月30日(月) 08:08
イベント参加 | 36/40 |
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