輸出管理DAY for ACADEMIA 2022

集合形式＜輸出管理DAY for ACADEMIA 2022＞

開催日時：2022年8月5日（金）10:30-17:20
開催場所：上智大学 四谷キャンパス 6号館（ソフィアタワー）
　　　　　午前（チュートリアル）3階302教室 （本Webサイトからの先着参加登録者120名）
　　　　　午後（大会）1階101教室（参加登録者最大300名）
　　　　　集合形式で行います。オンライン配信は致しません。

【趣旨】
　大学・研究機関等における輸出管理は、平成22年の輸出者等遵守基準を定める省令の施行がなされた後も、各機関がそれぞれの環境に照らして検討し、場合によっては手探りで実施されている状態であることは否めません。未だに、輸出管理に関する法令に馴染めないという声も聞きます。そこで、大学・研究機関等に所属する実務者が中心となって、関係する政府機関、産業界の輸出管理関係者に呼び掛けを行い、大学輸出管理に関する実務知識の普及を図り多く意見を吸い上げ、さらには輸出管理業務に対する大学関係者の意識の向上をはかることを目的に、これまで８回の「輸出管理DAY for ACADEMIA」の年次大会（以下、「EFA大会」といいます。）を実施してまいりました。
　EFA大会は、大学等で輸出管理に係る人たちを中心としたコミュニティ形成に大いに資するとともに、大学での輸出管理業務の問題の共有化、輸出管理に関する意識啓発、輸出管理業務の質の向上に意義あるイベントであり、今後も継続して取り組むことの必要性も、参加された皆様を中心にご理解いただいているところです。
　今回、EFA大会を2022年8月5日（金）に上智大学四谷キャンパスにおいて開催する予定です。
　ご案内の通り、国際社会情勢の急激な変化を受け、大学の社会的役割の変容とともに大学が輸出管理に取り組む意義も変わり続けており、大学の規模や実情等に応じて、より高度な安全保障輸出管理の実施が求められています。さらには、この度、役務通達の改正が公布され、特定類型に該当する留学生や大学教員等は輸出管理の対象となることが新たに定められました。そこでEFA2022では、「新たな局面を迎える大学輸出管理」をテーマに“国際共同研究”と”技術のみなし輸出に係る法令の改正“を取り上げて開催します。”国際共同研究“については、国際共同研究における契約において、輸出管理において勘所となる課題についてパネル討論を行います。また、”技術のみなし輸出に係る法令の改正“では、2022年5月1日から施行された役務通達の改正に対して、大学は運用においてどのように対処したら良いのか、経済産業省からご説明をいただき、その上でQ＆A形式で、その運用の在り方を探ります。さらには同日の午前中は、チュートリアルセッションとして米国の輸出管理制度に関する講演も実施致します。米国の輸出管理制度は域外適用もあり、日本の大学の輸出管理実務担当者も知るべき制度であると認識されます。本大会の開催を通じて、大学・研究機関等における輸出管理体制がより適切に実施されることを目指します。

【プログラム】
10:00～　　　 受付開始
10:30～11:30　チュートリアルセッション「注意すべき米国の輸出管理」
【概要】
　日本の大学の輸出管理実務担当者も知っておくべきと認識される米国の輸出管理制度について、域外適用等の規制の基本的な内容、各国の技術移転規制との比較、最近の規制動向などを解説します。
　講演：高野 順一（日本輸出管理研究所）
11:30～13:00　昼食
13:00～13:05　主催者挨拶　　伊藤 正実（輸出管理DAY for ACADEMIA 2022 実行委員会委員長）
13:05～13:10　共催団体挨拶　 岡田 隆 （上智大学 学術研究担当副学長）
13:10～13:25　来賓挨拶
　文部科学省 高等教育局 高等教育国際戦略プロジェクトチームリーダー　渡辺 栄二
　経済産業省 貿易経済協力局 貿易管理部 安全保障貿易管理課長　浅井 洋介
　外務省　 軍縮不拡散・科学部　不拡散・科学原子力課長　石井 秀明
13:25～14:55　パネル討論「国際共同研究にかかる輸出管理（研究支援事務の視点から）」
【概要】
　大学の国際化に伴って外国企業・大学等との国際共同研究の機会が増加する中、研究インテグリティの確保と国際共同研究展開の推進を両立させる求めに応じるべく、支援事務の負担は増大しています。そこで、国際共同研究の実施に携わる支援事務の視点から輸出管理に関する課題（テーマ）を取り上げ、パネリスト間でのディスカッションを行います。
　モデレーター：濱手 雄一郎（東北大学）
　パネラー：中野 実（日立製作所）、馬目 亮太（千葉大学）、山之内 雄二（横浜国立大学）、
　　　　　　横山 裕矢（沖縄科学技術大学院大学）　　
14:55-15:10　休憩
15:10-15:40　経済産業省講演「「みなし輸出」管理の明確化について」
　経済産業省 貿易経済協力局 貿易管理部 安全保障貿易管理課 課長補佐　坪井 祐子
15:40-17:10　パネル討論「技術のみなし輸出に関する法令の改正」
【概要】
　2022年5月施行の「みなし輸出」管理の明確化に関する法令改正により、外国の影響下にある居住者への機微技術提供は特定類型該当性を判断し管理対象となる。本セッションでは、法令改正に関する経済産業省講演に引き続いて、アカデミアにおける研究・教育活動の中でおきる具体的な事例について議論を行い、「みなし輸出」管理の明確化について可能な対応策を抽出し、全国の大学・研究機関等の輸出管理関係者等と共有します。
　モデレーター：伊藤 正実（群馬大学）
　パネラー：石川 綾子（名古屋大学）、山越 祥子（大阪大学）、渡辺 修（東京理科大学）、
　　　　　　木佐 允彦（経済産業省）、坪井 祐子（経済産業省）
17:10-17:20　閉会宣言　狩野 幹人（輸出管理DAY for ACADEMIA 2022 実行委員会副委員長）

※プログラム内容は随時更新します。
※当日のプレゼン資料は参加者各位でダウンロードしてプリントアウトしたものをお持ちください。ダウンロードサイトについては、申込者に後日メールにてご連絡いたします。

【Websiteでの申込期限】
2022年7月31日（日）23:59とします。
申込期限前でも先着300人をもって申込みを終了します。
なお、8月5日（金）当日、会場での参加申込は受け付けません。

【共催・後援・協賛】
共催：上智大学
後援：文部科学省、経済産業省、外務省、法務省、特定非営利活動法人 産学連携学会、一般財団法人 安全保障貿易情報センター（CISTEC）、日本安全保障貿易学会（JAIST）、一般社団法人 日本知財学会、一般社団法人 大学技術移転協議会（UNITT）、一般社団法人 日本電気計測器工業会（JEMIMA）、公益社団法人 日本技術士会、株式会社 日刊工業新聞社
協賛：合同会社 日本輸出管理研究所

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EFA2022へのご参加者予定者 各位

＜新型コロナウィルス感染症拡大予防に関して＞

　EFA2022について、現時点では予定通り開催することで進めております。
　ただし、今後の感染症拡大状況次第では中止・延期・オンライン・WEBビデオ配信等もあり得ますが、その際には早めに当HP、メール等にて通知いたします。
　なお、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、EFA事務局では、以下の対策を講じます。

◇ イベント会場でのアルコール消毒液の設置
　イベント会場の入口等の共用スペースに、アルコール消毒液を極力設置する様にいたします。コロナウィルスの拡散防止には手洗いやアルコール消毒液による消毒が有効とされています。会場に入室いただく際は、必ずアルコール消毒をしてくださいますようお願いいたします。

◇ 感染防止、イベント参加者の皆様の不安回避のためのご協力のお願い
・ 新型コロナウィルスだけでなく、咳が続いている方、発熱の症状のある方は、イベント参加を取りやめてくださるようお願いいたします。参加者の皆様の不安を回避するため、ご理解、ご協力のほどお願いいたします。
・ 上記症状がない場合でも、万一の感染の防止のため、マスクの着用とともに、手洗い、アルコール消毒等の、通常の感染症対策をお願いいたします。また事務局・登壇者もマスクを着用して業務及び講演を行うことがございますので、あらかじめご了承ください。
・ 着席はお互い距離を取るようお願いします。午前中の3階302教室で行うチュートリアルは本Webサイトからの先着参加登録者120名の方のみで入室制限いたしますことをごご了解ください。

＜個人情報の取扱い＞

　お申し込みの際に皆様からいただいく個人情報は、当実行委員会及び委員からのご連絡、資料の送付、ご質問への回答に使わせていただきます。また、アンケートのご回答内容は今回の参加者の分析と今後の開催内容の検討に使わせていただきます。。

 （2022.7.21）