利他塾とは

利他という言葉の意味は、「利」は幸せ、「他」は相手、周りの人ということで、周りの人を喜ばせ、幸せにするということです。

人を喜ばせ幸せにすること、それが究極の人生の意義ではないでしょうか。

利他は、相手のためだけではなく、自分も幸せになれるので相手を喜ばせるままが自分の幸せとなる「自利利他」とも言われます。

利他塾の目指すところは、「もらう喜びよりも与える幸せへ」です。
何かをしてもらった時に感じる喜びを求める生き方から、人に何かをしてあげる事で得られる幸福に包まれた人生を送ることを目指します。

どうしたら幸せになれるのか、これは全ての人が求めているものですが、 多くの人が、何かをしてもらうことで喜びを得ようと考えます。

たしかに、他の人からお金をもらったり、物をもらったり、優しくしてもらうと、欲求が満たされることで喜びを感じます。
ところが、なかなかそのような事をしてくれる人がいないので不満を持っていきている人も少なくないでしょう。 

また何かをしてもらった喜びは大きなものですが、もらったものがなくなると、その喜びもなくなってしまい、また不満に逆戻りしてしまうこともあります。

それに対して、与える幸せは、じわじわと心を満たしてくれるものであり、その幸せは、長く続き、自分だけでなく、周りの人へと広がって行くものです。

与えることで幸せが広がるということは、いろいろな場面で言われることで、多くの人が知っていることですが、実行するとなると簡単ではありません。

「どうして人に与えることで幸せになれるのか」
「どのような心がけを持てば利他を実行することができるようになるのか」
「利他に努力しているのに幸せが返ってこないと感じるのはなぜか」
利他塾では、これらの疑問にお釈迦さまの教えからお答えします。

利他を実践されている方は、感覚的に自利利他を感じられると思いますが、より多くの人に知ってもらうためには、言葉で伝えることが大事です。
利他塾では、利他の素晴らしさ、その心がけについて学び、利他の輪を広げて行くことを目指します。

格差社会、ブラック企業の問題、少子高齢化問題など日本が抱える様々な課題も、利他を実践する人が増えれば、必ず解決の方向に向かうと信じています。
また、世界の各地で起きている、人種差別やテロの脅威、民族紛争や経済格差など深刻な問題の解決の道も利他の心にあると思っています。

一人一人の利他の心が世界を救う、そんな大きな理想を掲げて、目の前の人を幸せにする利他を実践する、そんな集まりが利他塾です。