澄まし処 @農家民宿ちんちゃん亭

◆日時　　：２０１６年４月２日（土）１０時～３日（日）１６時　一泊二日
◆場所　　：農家民宿ちんちゃん亭　https://tinchantei.eyado.net/
◆主催　　：くらすば＋ちんちゃん亭
◆内容　　：ミニカウンセリングトレーニングの手法を用いた「聴き方」の探求　　
　　　　　　詳しくは文末に。
◆会費　　：20,000円　（参加費＋宿泊費（一泊四食）＋会場利用料）
◆締切：3月23日
◆最少催行人数：４人
◆お申込み：こくちーずにて
※食物アレルギーがある方は、食品名や程度をできるだけ詳しくお知らせください。
（たとえば卵は加熱してあればＯＫ、とか、魚はＮＧだけどお出汁や鰹節程度ならＯＫ，とか）
◆問合せ：くらすば　吉橋久美子　gclasba@gmail.com 090-4142-8854

【キャンセルについて】
参加される方のご都合によりキャンセルされる場合は、
実施日1週間前から キャンセル料が発生します。ご了承下さい。

＜キャンセル料＞
実施日の７日前から ・・・ 参加費の30％
実施日の2日前から ・・・ 参加費の50％
実施日の前日から ・・・ 参加費の100％

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◆宿泊にあたって
ちんちゃん亭のウエブサイトをよくご覧の上、お申し込みください。
（特に、「施設・設備」について　https://tinchantei.eyado.net/facility.html）

猫ちゃんがいます。
アレルギーの方はご留意ください（2階寝室には入りません）会場（１階居間。人数が多い場合は夜寝室に）にも入れないようにすることができます）。

◆ご家族の同行について：
ワークショップに参加しないご家族もどうぞお越しください。
（たとえばママがワークショップに参加、パパがお子さんを見てくれている、のように）。
その場合は、同行の方の参加費・会場利用料は不要です。宿泊費とランチ代をお納めください。https://tinchantei.eyado.net/plan.html　
（例：中学生以上：一泊二食8,000円＋ランチ二食＝10,000円）

◆小さいお子さんの同席について
座学ですのでお子さんは退屈してしまうと思います。
以前お子さん連れで参加者してくださった方が「ちょっと集中できなかったなー。預けてくればよかったなあ…」とおっしゃるのを聴きました。
ただ、預け先がないからといって参加を見送るのはとても残念です。
子連れならいける！という方はお子さんとどうぞいらしてください。
なお、お子さんが泣いてしまって、他の人の声が聞こえないような状況になったらその時だけちょっと席を外すなどのご配慮をいただけるとありがたいです。
（主催者はみんな子ども大好きです。）

□小さいお子さん同行の方はおねしょ対策をお願いします。
（もしお布団が汚れてしまった場合、実費をいただきます）

※１　内容
二人一組になり、聴き手と語り手を決めて、
聴き手は１５分間、語り手の話を聴きます。
録音をして、聴き手がその録音のテープ起こしをします。
（15分のテープを起こすのに、３～5時間ほどかかると思います）
テープ起こしをしたものを全員でレビュー（読み上げて、紐解いていく）します。

全員の方に聴き手と語り手を経験していただきますが
時間の都合上、レビューは一部の人のみになる可能性があります。

スケジュール（予定）
●４月２日（土）
１０時～自己紹介など
１０時半～レビュー１（事前テープ起こししたもの）
１２時半～おひるごはん・お散歩？
１３時半～録音・テープ起こし（録音は全員が行うが、レビューするものを決めて、それを手分けして起こす）
１６時半～　レビュー２
１９時～　晩御飯

●４月３日（日）
９時～レビュー３
１１時半～おひるごはん・お散歩？
１２時半～レビュー４
１５時　終わりのご挨拶
１６時　終了・解散

以上、わかりにくい点などがありましたら遠慮なくお問い合わせください。

＜開催にあたって　（長い案内文です＾＾；）＞

＊１＊
今、パソコンの左に『死んでいない者』（滝口悠生著）という本があります。
おもしろそうだから、と夫が買ってきてくれました。
「死んでいない者」というタイトルには、 「いつか死ぬ者」という含みを感じます。
子どもの頃、人はいつか死ぬのだと知って 怖くて布団の中で泣いたことを思い出しました。
その時に考えたのは両親の死についてだったけれど、 今、くしゃみをした息子も、こたつで隣でねている夫も 子ども部屋の扉を開けて階段を下りてくる娘も、静かにしているうさぎのチャミも、もちろんこの自分も。
「死んでいない」、そしていつか。
「生」の営みの果てに、最初からセットされている「死」を思う時、 心がしんとします。
人はこの貴重な「生」の姿を記録しておきたくて、いくつもの方法を編み出してきたのですよね。
例えばその方の絵を描く。
写真を撮る。
それから動画を撮る。
本にしたり、映画にしたりする…のはちょっと大ごとかな＾＾；。
（やってみたいけど！！） そして私にとって今、とてもおもしろい切り取り方は、 ちょっと変わり種だけど、 「時間を区切って、耳を澄ましてその方の語りを聴く。
それをすべて文字にして、レビュー（言祝ぎ）をする」というものです。
そうすると、語っている人の「その時」を 瞬間冷凍したような、結晶化したような「作品」ができるんです。
（この説に、何人かの経験者さんは頷いてくださいました）

＊２＊
このワークショップは、誰でもできる、でもしている人はごく少ない、 「耳を澄ます聴き方」に焦点をあてます。
「耳を澄ます聴き方」とは、 「相手の話を聴く」と心を定めて、相手の一言一句をとりこぼさぬよう 真剣に向き合う聴き方です。
この聴き方を知って、やってみようと思った時、 それまで“積極的に”人の話を聴こうとしてきた私は、 逆方向に力を入れなくちゃいけませんでした。
・テーマの設定をしない。
・自分の理解のための質問をしない。
・批判や非難の言葉はもちろん、共感、提案、励ましの言葉さえも発しない 　　　　
…などなど。
自分を「出力ゼロ」にする感じでしょうか。
そのうえで、ときに、相手の語った言葉を繰り返す。
語尾まで。
そうすると、語り手はなぜか
・「聴き手が傍に居てくれる感じ」がしたり、
・「どんなことでも語れる、そして語らなくてもいい、ちょっと不思議な自由さ」を感じたり、
・「どこかに忘れていた思い出（時間と場所、自分とそこにいた人々）」
と、 「まだ見ぬ未来」と、「今の自分」がつながっていきます。
（これは、「人生を語っていく」と言い換えてもいいものでは…。）
‥ということを、私はこれまでに観察してきました。
あなたはどんな観察をされるでしょう？

＊３＊
豊田で最初に「澄まし処」を開催するときにお世話になった方が この聴き方を「みんなに一度はやってほしい」とおっしゃいました。
普段、私たちは人の話を聴きながら、相手のためになろうとして、
「どうすれば、今話されている問題が解決できるか」
「自分が何をすれば役に立てるのか」
「どんな言葉を伝えたらいいか」
「どんな質問をしたらいいか」
そのことばかり考えている、ということはないでしょうか。
その時、実はその人の言葉を聴いているのではなく、 自分の声を聴いている、自分のことを考えている、ということになります。
これは、日々、暮らしの中で起きていると思います。
なので、ちょっと時間を区切って。
もし、自分の言葉をはさまず、 相手の言葉を辿りながら、 そのまんま、聴いたなら。
普段と違うことが起きるかどうか。
一緒に観察してみましょう＾＾。

＊４＊
「観察」ですから、それぞれの立ち位置によって、 違うものが見えるはずです。
私は権威ゼロの(笑)、「逐語記録を耕す者（一字一句追いかける者）」として そこに居させていただきます。

＊５＊
ところでワークショップがどんな場所で行われるか、が 私はとても大事だと思っています。
今回、私が心の底から信頼し、尊敬し、なによりファンであります 「けーちん」こと鈴木桂子さん、「けーちゃん」こと鈴木啓祐さんご夫妻の民宿で 開催できることになって、それだけで本当にわくわくしています。
春の旭、「実家のように居心地のいい民宿」、 ちんちゃん亭（このお宿の名前のヒントはちょっと前の行に＾＾）で、 よろしければお会いしましょう＾＾。

２０１６年２月　吉橋久美子（旧姓「船附」から、「ふな」と呼ばれています）