2016年4月25日(月) 19:00〜21:00


イベントレポートまとめ

開催しました!BONZE Live House vol.5~仏僧な夜会~
「筑前琵琶の音に込めて」 イベントレポート

会場に向かうバスの中から、鴨川の床を工事しているのが見えました。早いところは5月から床が開くのでしょうか。日はかなり長くなってきましたが、床はまだ少し肌寒いかもしれませんね。

昨日4月25日(月)の夜19時から祇園香蘭で開催した「BONZE Live House vol.5」は、一般参加の方10名(満員御礼)、尼僧様1名、スタッフ3名にスピーカ1名と、全部で14名の盛会となりました。一般参加では5名とちょうど半数が初参加の方でした。今回で5回目のBONZE Live House になりますが、定員が10名限定なので、まだまだ気にはなっていても参加されていない方もいらっしゃると思います。最近、開催日が月後半の月曜日に定着しつつありますが、多くの方に体験してほしいイベントに育ってきています。「祇園香蘭」が毎回いっぱいになるこのイベント。主催者としてもうれしい限りです。ご来場いただいたみなさま本当にありがとうございました。また「敷居は低く」と考えておりますので、初めての方も遠慮なくお越しいただきたいと思います。

第5回のスピーカーは、高野山真言宗 法乗院ご住職の 岡田 翔廣(おかだ しょうこう)さんですが、今回は「筑前琵琶の音に込めて」と題して、琵琶の師匠でもある岡田法尼に、平家物語は「那須与一(なすのよいち)」の弾き語りを含めて開催することができることとなりました。いつものように参加者全員の自己紹介、乾杯の後、法乗院のお寺のご紹介や本日お持ちいただいた琵琶にまつわる不思議なお話しの後、「屋島の戦い」での那須与一の武勇伝の解説もいただいて、いよいよ琵琶の演奏に入ります。――なんと申し上げればよいのでしょうか、時にはざらんざらんとかき鳴らされ、時には短音がむせび泣くような捩れ方をする琵琶の音に乗せて、お上人の張り・緩みの自在なお声で、ドラマティックに与一の「扇の的」の段が語られていくのですが、参加者は文字通り息を呑むようにして、その語りを聴いておりました。BONZE Live House が文字通りライブハウスになった瞬間でした。演奏の後では、なんと参加者に大切な琵琶をお貸しいただいて、参加者全員が慣れない手つきで琵琶に張った絹の弦を鳴らさせていただく体験もございました。めったにない機会で良い経験になったと思います。その後も参加者からの色々な質問に丁寧にお答えいただき。またまた時間オーバーの21時30分頃までイベント本編をお楽しみいただいたのもあっという間でございました。

その後も多くの参加者が、そのまま二次会懇親会に居残って、麗子ママに用意していただいた(ちょっと海苔の固い)太巻きと箱寿司を頬張りながら、本当にひざを突き合わせるようにして、その後も楽しい時間を過ごしました(鞍馬の火祭にも興味が湧きました 笑)。当日の様子をこのイベントページのフォトアルバムにも載せていますので、そちらもどうぞご覧ください。自画自賛ですが、たまにはこういう趣向もいいですね。またお集まりのみなさんと再び「仏僧な夜会」を過ごしたいと思います。早々に6回目も企画して追ってご案内差し上げようと思いますのでお楽しみに!今回もお集まりいただき、皆様本当にありがとうございました!

(BONZE Live House事務局:松山)

Guest Speaker: 高野山真言宗 法乗院住職 岡田 翔廣(おかだ しょうこう)さん
高野山真言宗 法乗院HP http://houjyouin.jimdo.com/