「想ふ映画館」vol.2

上映映画：『上映作品　ある精肉店のはなし』2013年　108分　

江戸時代末期より『と畜』の仕事を代々生業とする一家の話です。
いきものが食べ物にかわるとき何が行われているのか？
その仕事に携わる人が受けてきた差別等．．
わたしは、はじめてこの映画で知りました。。

これまでタブー視されがちだった、「と畜」に向き合った作品。
纐纈監督はこの映画を撮るために、1年半もの間、精肉店の近くに居を構え、
地域の生活に密着して撮影に臨んだそうです。
物珍しさや差別の問題をことさらに主張するのでもなく、北出家の素敵な家族の日常が描かれています。

上映後、不思議とお肉が食べたくなる、温かく、すがすがしい気持ちになるドキュメンタリー映画です。

皆さんで「いのちをいただく」を考える一日にしませんか？
上映後の副住職からのお話もお楽しみに。。

●プログラム●
☆１回目　（上映のみ）

　　　　　　　13：30　受付開始
　　　　　　　13：50　上映開始
　　　　　　　16：00　終了

☆２回目 　（上映、シェアリング他）　  

　　　　　　　16：30　受付開始
　　　　　　　17：00 　上映開始
　　　　　　　19：00　副住職のお話＆復習＆感想シェアリング
　　　　　　　19：45　終了

●参加費　1drink付：大人1500円、中高生1000円、小学生500円、未就学児無料　

当日会場にてお支払い下さい
●定員：各回40名（先着順・要予約）

●お申込みは　↓下記申込みよりタブ開き　1回目OR2回目を選択してください。

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作品紹介
☆ある精肉店のはなし

大阪貝塚市での屠畜見学会。
牛のいのちと全身全霊で向き合う
ある精肉店との出会いから、この映画は始まった。
家族4人の息の合った手わざで牛が捌かれていく。
牛と人の体温が混ざり合う屠場は、熱気に満ちていた。

店に持ち帰られた枝肉は、
丁寧に切り分けられ、店頭に並ぶ。
皮は丹念になめされ、
立派なだんじり太鼓へと姿を変えていく。

家では、家族4世代が食卓に集い、いつもにぎやかだ。
家業を継ぎ７代目となる兄弟の心にあるのは
被差別部落ゆえのいわれなき差別を受けてきた父の姿。
差別のない社会にしたいと、地域の仲間とともに部落解放運動に参加するなかで
いつしか自分たちの意識も変化し、地域や家族も変わっていった。

2012年３月。
代々使用してきた屠畜場が、102年の歴史に幕を下ろした。
最後の屠畜を終え、北出精肉店も新たな日々を重ねていく。

いのちを食べて人は生きる。
「生」の本質を見続けてきた家族の記録。
　
▽公式サイト　　　http://www.seinikuten-eiga.com/
▽予告編はこちら　https://vimeo.com/141232707

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「想ふ映画館」

知ることからはじめる
そして想像してみる。。
自分自身をきちんと主語にして。。

想ふは希望。想ふは願い。
未来をつくるのは、ひとりひとり。
未来をつくるのは、今、このとき。

ドキュメンタリー映画を通じて
「知る」と「想ふ」を大切にする場所
それが「想ふ映画館」です。

　　　　　　　　　　廣野聡美（想ふ映画館　館長）

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